うちわ制作、七夕制作でも簡単なフィンガーペィンティングを経験していたあひる組のみんなでしたが、今回は・・・夏にしか出来ないダイナミックな遊びとして、好きなように、おもいっきり描けるよう模造紙を使って行いました。色は目にすることの多い、赤・青・黄色・ピンク4色用意しました。テーブルの上に用意された大きな模造紙と絵の具の入ったおさらに興味深々のみんな。先ずは、保育士が手を絵の具のお皿の中に入れて・・・手形や、線を描いて見せました。「みんなもやってみようか~」と誘いました。一番先にお皿の絵の具に手を出したA君。初めは恐る恐る・・・絵の具のおさらに手を伸ばし、手に絵の具をつけていましたが、手についた絵の具が自分の力で動かすことで紙に絵の具がつくことを不思議がって何度も繰り返したくなっているかのようでした。「わっ!楽しい!!」と思ったのでしょう。恐る恐るだったことが嘘のように、次からは、お皿を自分で抱え込み始め、絵の具を手のひらにつけては紙に塗り、また絵の具をつけて・・・と。一瞬で、つるつるすべる感触にすっかりはまってしまったのでした。そんな姿をそばで見ていたB君、自分もやってみようと思ったのでしょう。やはり初めは恐る恐るでしたが、すぐにつるつる感触にはまって楽しみ始めました。手に絵の具を付けては「ペタぺタ・・・グルグル・・・」張り切りすぎてしまい模造紙が破けてしまうほどの熱中振り!!
指先の機能が発達してくる年齢なので触れて体験することで“触る”という感覚を豊かにします。様々なものに興味をもって関わり、遊びを楽しむそんなねらいでこの遊びを取り入れています。フィンガーペインティングでは、手指の感覚や集中力の向上と体験から色の変化に気づいていくというねらいのもと、子どもたちは、指や手のひらで絵の具の感触を味わいながら絵を描く事を楽しむことが出来るのです。絵の具を、筆を使って描くのではなく、手で触って感じ、身体でも感じて、おもいっきり描くことができました。
大好きな友だちと思いっきり楽しんだフィンガーペインティングは、心も体も元気になれる活動になりました。来月もう一度行う予定なので、子ども達の笑顔が楽しみです
あひる組 近野 典子