乳幼児教育

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発達の連続性

   肌寒い風が園庭を通り抜け、秋本番の今日この頃です。外遊びにはもってこいの日が続き、元気に園庭で遊ぶ姿が見られます。運動会が終わってもうすぐ1か月になろうとしていますが、子ども達は運動会と同じものを用意してあげると、以前出来なかったことが楽々と出来るようになっている子を何人も見ます。一見、どうして運動会までにもう少し頑張らなかったのか?という保護者の方もいるかと思いますが、子ども達の中では目に

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世界から見た日本の「和」

 私たちが、子どものころは「日本は発掘可能な天然資源をほとんど持っていない島国である」と聞かされてきました。ですから、工業を発展させ、技術革新が必要なのだといわれてきました。また、このような環境や生活条件によって、日本人は、個人の幸福を超えた集団の幸福、そして集団に高い価値を置くようになったかもしれないと、「PISAから見る、できる国・がんばる国」という報告書の中で、日本について分析しています。そ

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和を以(もっ)て貴(とうと)し

   木月保育園では昨年、第3者評価を受け、多くの学びがありました。その中で職員間でも、「仕事をしながら子育てをしている保護者の方に、少しでも役に立てることをしよう」という声が上がり、毎年行っている園内の研修において冊子を作ることにしました。 「好きほどものの上手なれ」の言葉にあるように、それぞれが得意なものを選び、5つの分科会に分かれ、職員も楽しみながら、少しでも子育てに役に立てるものを作ろうと

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世界の睡眠時間

 「Society at a Glance 2009: OECD Social Indicators」という書籍が、英語版ですが日本でも販売されています。この書籍は、 OECD諸国の国民生活のついてのデータが掲載されていますが、そのなかに、睡眠時間について各国を比較したグラフが掲載されています。それを見ると、各国の睡眠時間はけっこう差があります。人間は、概ね必要な睡眠時間は同じようだと思うのですが

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生活習慣

   アッという間に5か月が過ぎ、子ども達も園生活に慣れ、どの子も笑顔で過ごせるようになりました。生活習慣も園での決まった流れで過ごせるようになってきました。午睡の時間もだいぶ長くなってきて、お昼寝明けの子ども達の表情はスッキリとしています。 生活習慣が整ってくると、個々の活動が充実してきます。0歳や1歳の子ども達を見ていると、遊びが充実してきているように思います。自分の興味があるものを探し、見つ

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遊びと生活

   「生活」とは、なんだろうかと思った時に、この字から見ると、「生きて、活動すること」となります。ですから、この生活とは、人間に限らず、生きているものにはどんなものにも使います。 では、「子どもの生活」と使うときには、どのような意味が含まれるでしょうか。  倉橋惣三は「幼稚園真諦」のなかで次のように述べています。「幼児のさながらの生活から出発し、生活を通して、それを本当の生活にしていくのが幼稚園

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遊びとお仕事

3・4・5歳で過ごしている幼児組では、毎日日替わりのお当番さんがいます。グループごとに活動し、一つ一つのグループにはそれぞれ3・4・5歳の子が均等に属しています。8グループもあるとなかなか順番が回ってきませんが、当番になった当日はその子にとって特別な日になっています。 お当番の一日の仕事には朝のお片付けのパトロールやレストランのお支度、そして、ぞう組のお当番はクラスの人数の計算をしに事務所に行った

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いいかげんが良い加減・・・?

 生物は、多様であることによって、地球の健全な生態系を維持してきました。この生物というものは、どんなものであろうか、どのような本質を持っているかということについて柳田敏雄氏が、とても興味深いコメントをしていました。それは、「“いいかげん”に潜む真理 ふらつく脳 創造の源」という標題がついています。  現代社会は、電車や飛行機など乗り物はきちんと秒刻みで運行されています。銀行などで1円の違いも許され

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遊び心

 今年の保育園のテーマは「世界を知ろう」ですが、職員のテーマとしては「遊び心」をあげています。  先月の園長日記では子どものイタズラを取り上げましたが、いたずら心や探究心、遊び心といった気持ちは多くの子どもに具わっています。しかし、現代においては、大人にこそこのような気持ちを持つことが必要な気がします。PCの普及により徹底的に無駄が省かれ、心のゆとりまでそぎ落とされてしまったかのようです。遊び心を

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発達の理解②

 最近の保育指針や教育要領では、発達段階という捕らえ方はしなくなりました。発達というのは、階段状に、右肩上がりで、分けて行われるのではないからです。ニュージーランドにおける乳幼児カリキュラムに「テファリキ」というものがありますが、そこでは、カリキュラムは、子どもの包括的な発達を反映するべきであるとしています。その具体的な内容として、まず、「エンパワーメント」を挙げています。つまり保育カリキュラムは

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