発達の理解①
子どもは十分に愛情を満たされると少しずつ色々な事に興味を示し始めす。そして、気が付くと大人にとってはしてほしくないことを始めるようになります。大人はそれを「イタズラ」と言いますが、そのイタズラは、実は子どもからすると、今一番興味があり、かつ、発達にとって一番必要な運動なのです。 木月保育園の0・1歳児のお部屋にはそのイタズラが出来る手作りのおもちゃがあります。それは乳児の発達においてとても重要
子どもは十分に愛情を満たされると少しずつ色々な事に興味を示し始めす。そして、気が付くと大人にとってはしてほしくないことを始めるようになります。大人はそれを「イタズラ」と言いますが、そのイタズラは、実は子どもからすると、今一番興味があり、かつ、発達にとって一番必要な運動なのです。 木月保育園の0・1歳児のお部屋にはそのイタズラが出来る手作りのおもちゃがあります。それは乳児の発達においてとても重要
我々は脳のほんの一部しか使っていないといわれていますが、それは、将来いつか予期せぬ環境に出会ったときに、スムーズに対応できるための一種の「余裕」とも言われ、また、使いこなされている脳の能力のリミッターは脳ではなくて体にあるともいわれています。人は、感覚によって得られた情報を知覚し、身体運動との相互のやり取りによって認知能力が増していくのです。 運動といっても、大きく二通りあります。この二通りの
新入園児の子ども達は入園後、1ヶ月が経ち、大分慣れてきた姿が見られます。ひよこ組ではハイハイをしながら興味のあるおもちゃに向かっていく姿が見られたり、あひる組ではたくさんのおもちゃの中から自分の気に入ったおもちゃを見つけ遊んでいる姿が見られたりと、少しずつ色々な事が出来るようになってきました。これから遊びの幅が広がっていくと、イタズラをするようにもなってきます。この散策遊びの広がりにより、子ど
子どもは、生まれながら、いろいろなことができるように備わっていますが、それが発現するためには環境が影響していきます。その環境からの影響は、ひとつということはないのですが、特に、「心の理論」に兄弟が影響するかということの研究がされています。それは、子どもの育ちに異年齢児の存在がどのような作用をするかということです。このことについて、日本でも有名になったのが、ロバート・フルガムの『人生に必要な知恵
今年もたくさんの新入園児が入園してきました。保育園は、保護者の育児支援の場として多くの方に利用していただいています。しかし、最近では少子化や核家族化の影響で、子ども達が社会を学ぶ場が減ってきています。そのような現代では、保育園は集団生活を学ぶ場としても重要な場所になってきます。また、同年齢の子ども同士の学びはもちろんのこと、異年齢の子や色々な大人からの影響もとても重要になってきます。そして、
算数のテストにこんな問題が出たらどうするでしょうか。「電線に絵のようにいろいろな鳥が止まっています。この中に“つぐみ”は何羽いるでしょうか?」答えられない人は、数が数えられない人でしょうか。また、大きな農場の絵を見て、「Aさんの畑には、大根が何本植えられているでしょうか?」いろいろな畑の中で、Aさんの畑はどれでしょうか。土の上に見えるいろいろな葉っぱだらけの中から、どれが大根かわかるでしょうか。
保育室では時たま大きなトラブルもないのに子どもが泣いている時があります。原因不明で保育士も困ってしまいます。しかし、原因は不明でも理由は必ずあります。しかし、言葉でうまく伝えられなかったり、まだ話せなかったりすると、その理由を探るのはとても困難です。ただし、毎日その子と接していると性格や習慣などから大体の予想はつくようになります。一見同じように泣いているようですが、泣き方でわかる保育士もいます。
少し前から、脳科学での解明が教育分野においても影響を与え、いろいろな解釈が生まれました。しかし、脳科学は、必ずしもすべてが解明されたわけでもなく、また、人間の行動はもっと複雑であり、もっと深いものであるのです。しかし、それが少し変わってきました。以前、脳科学というと脳の機能的メカニズムを解明する段階でした。それが、最近は、人間の知性の本質を探究する道へと変わってきたのです。それは、「ミラーニュー
保育園には各クラスに多くのおもちゃがあります。それを子ども達はいつの間にか上手に使い、気が付くとビックリするようなものを作っている時があります。特に幼児組のお部屋ではぞう組を中心に遊びが発展していきます。そして、いつの間にかきりん組うさぎ組の子どもへと伝わっていき、「3歳の子どもなのに・・・!」というようなことをやっていることがあります。昔から「学ぶ」の語源は「まねる」「まねぶ」だと言われますが
イタリアの主食はパスタですが、離乳食はパスタを柔らかくつぶしたものかというとそうではなく、離乳食ではパスタそのものは使わないようです。パスタの原材料となるデュラムセモリナという粉をミルクに混ぜ、加熱したものを離乳食としています。そして、次第にこれに野菜を混ぜ、パルメザンチーズで仕上げたものに変えていくようです。この粉は、フランスでも離乳食に用いるようですが、仕上げに砂糖やシナモンパウダーを使いま