赤ちゃん研究

画像を準備中です。

「原始反射の新しい考え」

 ピアジェが、「赤ちゃんにおける原始反射を用いて、周囲とのやり取りを繰り返すことによって、次第に自分の意志で動かす運動である随意運動が発言する」と主張したことに対して、プレヒテルは、「赤ちゃんの運動は、自発的な運動が主であり、原始反射はそれに含まれているだけである」ということを主張しました。このことは、育児にも大きく関わることであると小西氏は言います。赤ちゃんは外からの刺激によって初めて動くのだと

画像を準備中です。

「変わりゆく子ども観」

 先日、自分の娘に勉強を教えていた時に、気になる項目を見つけました。それは私が小学生の時に習った日本史の内容が、その当時と変わっていたことです。それはあちらこちらに見受けられ、必死に覚えた年号や名称等が変わっているのに驚かされました。 このようなことは、保育の歴史においても同じように変わってきているようです。「日進月歩」という言葉もありますが、保育の現場においては、脳科学や発達心理学、赤ちゃん学と

画像を準備中です。

「子育てへの影響」

   世界では、育児についての考え方が若干違うようです。その中で、ミシェルらの研究によって、少しずつ変わり始めていますが、まだまだ変えることに抵抗しようとする人たちがいることは、どの国でも同じような状況です。アメリカの上位中流階級の親たちは、子ども中心の生活を送っていると言われており、仕事から急いで家に帰り、子どもに捧げる最高に「充実した時間」を確保し、愛情とご褒美をたっぷり与え、子どもに好きなよ

画像を準備中です。

「何もしない喜び」

   いつも元気に遊ぶ子ども達。その中に、時々、ポツンと一人で過ごしている子を見かけることがあります。心配になって話しかけてみても、うんともすんとも言わず、スーとどこか別の場所に行ってしまいます。気になって、担任にその日の様子や体調面、保護者とのその日の関わり等を聞いても、特に気になることはありません。私の中では「モヤモヤ」とした気持ちになりますが、もしかしたら、何も理由がないのかもしれません。 

画像を準備中です。

「調整機能」

 赤ちゃんは、ある見方からすると非常に弱い存在であり、一方、非常に強い存在であるという見方も出来ます。ダメージを受けやすい反面、そこから立ち直る力も持っています。大人からやってもらっている受動的な存在かと思うと、大人にやさせるような能動的な存在でもあります。もしかしたら、弱い存在であるというのは、その後それを調整してもらうためのアピールかもしれないと思うことがあります。ただ、一方的に悪い影響を受け

画像を準備中です。

「ストレスコントロール」

 最近、各クラスを回っていると、どのクラスも随分と落ち着いてきたなと思います。思い思いの遊びを楽しんでいる子、抱っこをされてはいるものの、周りをきょろきょろとしながら興味津々に笑顔で過ごす子など様々ですが、どの子も先生との信頼がだいぶ深まってきたようで、安心して過ごしているようです。4月当初は、新しい環境へのストレスなのか、体調を崩す子も多かったのですが、今ではお休みもだいぶ減り、元気に登園してき

画像を準備中です。

「マシュマロテストの結果は・・・?」

 このテストで、5,6歳になると、子どもたちは待つために、誘惑から気をそらすようになります。例えば、「歌を歌っていよう」「宇宙に出かけることにしようかな」「お風呂に入ろう」などです。さらに年齢が上がると、付随する条件に意識を集中して、それを繰り返し口にすることの価値を理解し始めました。例えば、「もし待てば、マシュマロが2個もらえる。でも、ベルを鳴らしたら、一つしかもらえない」また、自分に忠告や指示

画像を準備中です。

「マシュマロテスト」

 入園から1ヶ月が経ち、新しいお友達も園の生活にだいぶ慣れてきたように見られます。毎年のことですが、1歳児ぐらいになると、まだ我慢をすることが出来ない子が、お友達のおもちゃを取ってしまうということがあります。当然、相手とも嚙みつきやひっかきのトラブルに発展してしまいます。このような時期に園で行っている対応は、普段の落ち着いた雰囲気の時に、先生と子ども一対一で物の貸し借りをしています。「かして」「い

画像を準備中です。

「間の取り方」

 コミュニケーションにおいて「間」が重要な役割を果たしていることが、研究から分かっていました。さらに、赤ちゃんの実験では、赤ちゃんが見るお母さんの映像を、過去に記録していたビデオに切り替えると、やはり注視時間が短くなることが分かりました。この場合は、お母さんの映像は、時差があるだけでなく、赤ちゃんの反応にまったく呼応していないそうです。それについて、藤井さんは、赤ちゃんがモニターを見るのは、モニタ

画像を準備中です。

「間」

    暖かな春の陽気と共に、今年も大勢の新入園児を迎えることが出来ました。この「園長日記」では、木月保育園で大切にしている保育について、専門的な内容を載せるようにしています。ちょっぴり難しい時もありますが、子育てのヒントになる内容もあると思いますので、是非ともお読みいただきたいと思います。    さて、今日からの1ヶ月、新入園児の赤ちゃんは、毎日よく泣いて生活するようになるとは思いますが、赤ちゃ

top