食育

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「食から見る家族の形」

 「日本人のひるめし」の著者である酒井さんは、こう振り返ります。「かつては主婦の家事労働は所得としての価値はほとんど認められておらず、主婦は支出を節約するためには家事労働をいとわないのが一般的な風潮でした。生活意識の変化とともに、家事労働から解放されるためには、現金を支出するのは当たり前という考えが生まれ、大多数の主婦に共通する意識として定着してきている。」かつて家事として行ってきたもので、最近は

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「食の変化」

 先日、毎年恒例のおにぎりパーティーが開かれました。4月から育てて来たお米を収穫し、精米したお米をやっと食べられるという日です。 今年は、朝から栄養士による食育指導として、お米についてのお話から始まり、次に、園庭に出て、飯ごうを使って子ども達の目の前でご飯作りを見せました。炊き上がる前から、子ども達はワクワクドキドキ、きっと多くの子どもが飯ごうでご飯を炊くのを見るのは初めてだったと思います。炊き上

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「パン給食」

   アメリカのパン食へのキャンペーンにより、確実に人々の間に浸透していったのです。それが、いかに浸透していったかの例を、酒井さんは紹介しています。それは、昭和33年(1958年)の朝日新聞連載漫画「サザエさん」の一コマです。夕食の食卓を囲んで、フネが波平にご飯のお代わりの盆を差し出しながら、「アラ、たった1ぜん?」と問いかけるのに対し、波平は「いらない。米食は長生きしないらしい」と答えている場面

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「アメリカの戦略???」

    園での給食には9割がた、ご飯が出ます。しかも、栄養価の高い玄米の部突き米です。秋田の農家から直接、玄米のまま送ってもらい、それを園の精米機で精米します。精米したてのお米はそうでないものと比べて格段においしく、それを園の子ども達はよく分かっていて、おかわりも良くします。また、よりお米に興味を持ち、その栽培の大変さや難しさを少しでも分かってもらうために、秋田の同じ品種の種もみを送ってもらい、苗

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「食育へ」

 学校給食は、昭和29年6月3日、学校給食法が制定されました。ここで注目すべきは、当時の文部大臣による学校給食法案の提案理由説明に「小学校等において、その教育の一環として学校給食が適正に実施されるということは、とりもなおさず、児童がみずからの体験を通して、望ましい日常の食生活の営みを学びとることであって、学校給食が児童の現在及び将来の生活を幸福にする所以であり、教育的に実施される学校給食の意義はま

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「給食の影響」

4月当初、1歳児で主食のお米を食べられない子がいました。理由はたぶん(1歳児なので観察のみ)ご飯には濃い味付けが付けられていないからです。その証拠に、お味噌汁の中にご飯を入れて食べていたり、パンが出る時には、バターやジャムがぬってあり、食べやすくなっているからです。 そこで職員の中で、どのようにしたらお米だけでもおいしく食べるようになるのかという話し合いが持たれました。一口ずつ大人が食べさせたり、

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非認知能力

 ノーベル経済学賞(2000年)の受賞者、ジェームズ・ヘックマン教授の研究は、とても有名で、幼児教育の世界でも当時かなり使われました。しかし、日本では、いつの間にかそれを忘れているかのような最近の政策です。彼の研究報告では、「就学後の教育の効率性を決めるのは、就学前の教育にある。」「恵まれない家庭に育ってきた子どもたちの経済状態や生活の質を高めるには、幼少期の教育が重要である。」というものですが

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「食事を我慢???」

 芸能人がなくなったというニュースの時、喫煙が原因であるかのようなことが流れることがあります。日本では直接の死亡原因と喫煙の関係については言いませんが、アメリカでは、もうすでに喫煙率が半減したことにより、ガンも減少傾向にあり、医療費も減少、多少なりとも経済復興に貢献しているということから、日本でも積極的に禁煙を勧めるようになっています。同様に、各国では、子どもの味覚形成と食育が、心身の問題として

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「食習慣」

先日、「武蔵小杉Worker」という雑誌に「食育」に力を入れている保育園として載せて頂きました。その中では、保育園で実施している芋掘りや稲刈りの様子、また、幼児組のレストランでの配膳の様子が載っています。(見ましたか(??))。園では一年を通して食材や生き物に触れ、実際に食することによりさまざまな体験や経験がつめるようにしています。 しかし、保育園で大事にしているのは実はこれらの活動よりも、日々

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「体をつくり、心をつくる食事」

前回の内容では、体は食が育てるものだと言っていましたが、智と才も食養に関係し、智と才は表裏の関係だと言っています。「智は本にして才は末なり」と智を軽視しないようにして、カリウムが多くナトリウムが少ない食事によって智と才の中庸を得て、特に日本人のような穀食動物の資質を発揮するとしました。幼い頃はカリウムの多い食事をとることで、智と体を養成し、思慮や忍耐力や根気を養うとしたのです。また道徳心や思慮を

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