社会脳とは・・・?
霊長類における脳の進化は、集団生活にともなう社会関係の認知の必要性によって促されたというのが最近の考えです。それは、いろいろな観点からも言われてきています。脳は、非常に小さいものですが、その役割は大きく、そのために、大きな代謝に要するコストがかかる器官です。たとえば、人間の脳の重さは体重の2%にすぎないのですが、エネルギーは約20%消費します。このような高コストの器官が進化するためには、それだけ
霊長類における脳の進化は、集団生活にともなう社会関係の認知の必要性によって促されたというのが最近の考えです。それは、いろいろな観点からも言われてきています。脳は、非常に小さいものですが、その役割は大きく、そのために、大きな代謝に要するコストがかかる器官です。たとえば、人間の脳の重さは体重の2%にすぎないのですが、エネルギーは約20%消費します。このような高コストの器官が進化するためには、それだけ
先日、幼児組に行くと、年長の男の子があや取りをしている手を私に見せてくれて、「とって!」と言われました。あや取りの苦手な私は取ることが出来ずおどおどしていると、ぞう組の女の子が上手に取ってくれました。お部屋を見てみるとぞう組に限らず、きりん組の子ども達もやっていました。職員に聞くと、あや取りを出しておいたら少しずつ興味を持つ子が出てきたので、数人にやり方を教えたと言っていました。あとは子ども同士
先日木月まつりが開催されました。今年のテーマは「親子で昔の遊びにふれ合おう」と言うことで、数多くの伝承遊びを用意し、大人も子どもも一緒になって遊びました。伝承遊びには、遊んでいく中で、多くの要素が自然と身についてきます。例えば“こま”は、紐を巻くための手先指先を上手に使う技術が身につきます。また、友達とのやり取りの中で、技を学び、共に競い合うということもします。時には負けて悔しいと思いまた練習を
子どもは、目を離すと「いたずら」をします。このいたずらは、子どもの成長に欠かせないものもありますが、困ることも多くあります。たとえば、おもちゃの車を押したり、動かしたりするのはいいのですが、大切な、高価な焼き物を押したりしては困ります。また、困るのが大人であったり、周りの子どもであったりします。困るのが大人である場合の多くは、大人の価値観で判断したり、大人と子どもの世界のギャップであることが多い
新年明けましておめでとうございます。新しい年がスタートしました。お正月によく聞く言葉に「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」という言葉があります。今日という日をどう過ごすのか、それは朝考えることで、それによって充実した日を送ることができ、また、この1年をどう過ごすかを元旦に考えることで、ずいぶんと毎日が違ってきます。物事は、最初が肝心ですし、よりよいスタートをきることが大切です。最近では
最近、内閣府から発表された「引きこもり」についてその数値を見ると、少し前の引きこもりと少し様相が変わっています。引きこもりの定義は、「ふだんは家にいるが、趣味の用事のときだけ外出する」「近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が、「6か月以上」にわたり続いていて、「(引きこもる)きっかけが統合失調症または身体的病気」や「家事・育児をする」
園ではいつも色々な人が出入りしています。業者の人もいれば郵便配達の人もいます。交通安全の指導で警察官が来たり、消防点検には消防士の方も来ます。そして、朝夕の送迎では、園児に大人気なのはおじいちゃんやおばあちゃんの送迎です。「○○ちゃんのおばあちゃんこれ見て~」とか「△△ちゃんのおじいちゃんこうやるんだよ~」等、自分のおじいちゃんやおばあちゃんのように接しています。 園では、先生や子ども同士での
今日は、いよいよ、本番の運動会でした。心配していた2日間のブランクも感じることなく、一人一人が自分の力を最大限に発揮していましたね。特に盛り上がったのは、やはり、プログラムの最終種目の紅白リレーですね。今年は練習の時からみな真剣に取り組んでいました。最初のうちは白組の連勝で赤は一度も勝つことが出来ませんでした。それが、予行練習の時初めて赤が勝ち、その時は涙を流す子もいました。それ以来、今度は赤が
毎日の暑さが少しずつ和らいできた頃から、各クラスでは運動遊びをとりいれ初めています。それぞれの子ども達の表情を見ると、練習というよりも、冒険や探検をしているかのように、眼を輝かせながら楽しんで行っています。特に、乳児の活動は、保育者が意図して行っているにもかかわらず、自ら求め、本能のままに動いているかのように見えます。これは子ども達の発達を見定め、一人一人の子ども達に対して、今必要な課題や目標を取
生き物というものは不思議なものです。すべての生き物は、それぞれ己の遺伝子を子孫に残していくような遺伝子が組み込まれています。しかし、己の遺伝子を残すという非常に利己的な行為であっても、結果的に己だけでは生きていけないことを悟るのです。生き物は、環境に影響を与え、環境は生き物に影響を与えます。そこには、相互作用があります。また、それぞれの生き物は、それぞれに役割があり、その役割はそのうちのどれかがな