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怒りコントロールする方法・・・!?

2013.08.15

 アラバマ大学の心理学者であるドルフ・ツィルマンは、怒りの仕組みを調べ、解明したうえで、怒りをコントロールする方法を二通りあげています。一つは、怒りの発端となった理由をもう一度問い直してみる方法です。怒りは、最初に衝突があり、それに対する評価から発生し、さらに評価検討が繰り返されて増大していくのだと言います。この時タイミングが重要で怒りが発生してから早ければ早いほど効果が大きく、怒りが表出する前に気分を静めることができれば、怒りを完全に回避することも可能だと言っています。この方法は、とても有効で、参考になります。
 外で腹を立て、それを家に帰って夫婦の間でそのことを報告するときに、その内容に同じように腹を立てて聞くと、怒りが増大してしまうことがあります。それを、その理由なりを冷静に考察することから助言をすると、怒りがおさまるということがあります。そこに、私は複数の人からの多角的な見方が必要であり、それを素直に聞く力が必要だと思います。ただ、怒りが激しく、まともに考える余裕がなくなっている場合は効果がないとツィルマンは指摘しています。
 そして、もう一つは「さらなる怒りを喚起する要因のない環境に身を移して、急増したアドレナリンのほとぼりが冷めるまで待つ」ということです。例えば、誰かと言い争いになった場合、しばらくその相手から距離を置くという方法です。怒りが静まるのを待つあいだ何か気晴らしを見つければ、憎悪の拡大にブレーキをかけることができるというのです。気晴らしは怒りから意識をそらすのに大変有効的であるとツィルマンは指摘しています。理由は、簡単で、楽しいことをしながら怒り続けるのは不可能だからと言います。ただし、まず、楽しいことをする気分になれる程度に怒りを静めることが肝心だとも言っています。但し、前回の日記でも記したように気晴らしにはなっても結局は怒りの根本を解決することにはつながりません。
やはり、一時怒りを鎮めて冷静になった後は、じっくりと話し合うことが大切ですね。小さいうちからケンカの度に話し合いを通して、共に生きる仲間との信頼関係を深めていってもらいたいと思います。

 

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