先日、木月まつりが開催されました。「日本を楽しもう!」の今年度のテーマの基、さまざまなブースが作られて盛大に執り行われました。その中のブースは職員が企画したものと師親会の方々が企画したものがあり、どちらも楽しいものばかりでした。企画段階から和気あいあいと話し合い、次々とアイディアが膨らんできました。制作やわらべ歌、フォトパネルのウォークラリー、全国横断方言クイズ等どれも「遊び心」満載です。その甲斐あって「遊び心」があちこちにちりばめられたとっても素敵なブースが完成しました。
当日は予想通りどのブースも大人気で、子ども達も大はしゃぎでした。そのような中、子ども達よりも、もっと張り切って楽しんでいる姿がありました。それはお父さんがウォークラリーの用紙を握りしめ、園内に設置されたポイントを探し回る姿です。童心に帰り、「遊び心」というよりは、真剣に遊んでいるという感じでした。そして、その時一緒に回っている子ども達の表情は、とても生き生きとした素敵な表情でした。
仕事中にいつも、ふざけていいわけではありません。反対に常に気を張って真面目に勤めるのも悪い事ではありません。しかし、「遊び心」は一見「馬鹿みたい!」と言われるようなふとした一言からアイディアがひらめきます。と言うことは、師親会や園の職員の間の雰囲気は、「遊び心」を発揮することが出来ることや、相手の「遊び心」を受け止めることが出来る素敵な場所なのかもしれませんね。そのような時間や空間はきっと人間関係を豊かにしてくれるでしょうね。
木月まつりの成功の裏にはこんな素敵な「遊び心」がたくさんあったのだと思いました。
(おたよりの続き)
47NEWSの中で、共同通信記者が、「日本の実力」ということでこんな記事を書いています。「20世紀の高度経済成長を支えた“謹厳実直”は今や昔、意外にも世界に評価されつつある日本人の「遊び心」を、ファッションとテレビの現場に探った。」
ファッション分野について、中井陽共同通信記者が書いています。「かわいい」と言う言葉は、今や欧米、アジア、なんとロシアでも通じる国際語になっているそうです。この言葉は、小さな世界に独自の価値観を詰め込んでいとおしむ文化が理解され、単なる「幼稚」と区別されていると言います。その象徴として、ポップな日本ファッションが注目を浴びているようです。この下地には、日本製のハローキティに代表されるキャラクターや、美少女戦士セーラームーンなどのアニメ、マンガが世界で流通していることがあるのではないかと中井さんは分析します。憧れの原宿を訪れたクリスティーナ・ビスさん(18)は、「アメリカ人は大人っぽい服装をしたがるから、こういう格好をちょっと変だと言う人もいる。でも私は好き。Kawaiiという言葉は“キュート”と違ってもっとエモーショナル、感情を込めて使う。アメリカにはないものです」 と言っています。
遊び心とは「人生を楽しむこと」「人間が人間として生きていく上で最も大切なゆとり」「制約や障害を工夫で楽しく乗り越えること」であり、この遊び心を持つには、生まれたままの自分、天真爛漫の自分に戻ることが必要だそうです。更に、「一流のものを鑑賞する」「勉強し、思索し、感動すること」「物事を新しい角度で見ること」「問題の本質を探りあてること」「当たり前、日常の中に楽しみや面白さを見出すこと」だそうです。そして、この「遊び心」と元々持った日本人としてのまじめさが合わさった結果が日本のアニメや漫画の歴史を作ってきたのかもしれませんね。日本のテレビ番組も「遊び心」満載で海外でもとても有名になっているようです。
海外で有名になったテレビ番組について12月15日ごろHPに載せます。