「報酬と罰」
アルフィー・コーンは、「これをすれば、あれをあげるよ」という行動は、すべて人間操縦という側面をもっているといいます。「肩をもんでくれたら、お小遣いをあげるよ」といういいことへのご褒美を、「これ以上ちょろちょろ走り回って仕事の邪魔をすると、怒るよ」という罰の脅しとどう違うのかということを問うています。彼は、たしかに、怒るよりは褒める方が気持ちはいいことは確かですが、それでも、両方とも、子どもの行動
アルフィー・コーンは、「これをすれば、あれをあげるよ」という行動は、すべて人間操縦という側面をもっているといいます。「肩をもんでくれたら、お小遣いをあげるよ」といういいことへのご褒美を、「これ以上ちょろちょろ走り回って仕事の邪魔をすると、怒るよ」という罰の脅しとどう違うのかということを問うています。彼は、たしかに、怒るよりは褒める方が気持ちはいいことは確かですが、それでも、両方とも、子どもの行動
皆さんもよくご存知の通り、私は運動会や発表会の度に、子ども達に対して点数をつけています。そう!いつもの「ドゥルドゥル」です。なぜ毎回決まってアレをやるのでしょうか?それについてはあまり話したことがなかったかと思います。きっと皆さんも「恒例のアレね」と思っているので疑問にも思わなかったと思います。しかし、アレには実は深い意味があったのです。 いつも私は2回の予行練習の時に点数をつけて、その後本番の
どんな活動が提供されようと、グループの子ども全員が知りたがり、やりたがるという事はあまりありません。先生が用意した活動にグループ全員の参加を強制してしまうと、自主的な判断を育成するという発達目標に反したものとなってしまうからです。どの子の発達にも独自性があります。それぞれの子どもは、様々な能力や動機付けを抱いて学習の場に挑むのです。「何もしたくない!」「どれもいやだ!」と言う子に対して、それをど
気が付けば、運動会の興奮からもう3週間も経とうとしています。園庭では、鉄棒や縄跳びをして遊ぶ子どももいまだに見かけます。きっと運動会をきっかけに、飛んだり回ったり、出来なかったことが出来るようになる楽しさに気が付いたようですね。数年前より、年度初めの4月から保育の中に運動会を意識した内容の遊びをどのクラスも取り入れ、少しずつ経験できるようにしてきました。しかし、それは運動が好きな子はどんどん盛り
自発性を発達させている2歳児は、活動に注ぎ込む膨大なエネルギーを持っています。それは、当然で、いやいややっているわけではないからで、そこに困難さがあっても、時間がかかっても、そこに子どもは没頭するのです。そのために、子どもたちは、自分に何ができるかを知りたがります。それは、知らないことが活動を妨げていると思うことで、様々な世界についての新しい経験や知識を待ち望むようになります。そこに、探究心、好
1月より2歳児のりす組の移行が始まりました。1週間ごとに1グループずつ3,4,5歳児のお部屋で生活を初め、そのまま幼児としての活動にも加わっていきます。りす組では移行までは生活習慣の自立をめざし日々保育しています。それは、2歳児頃になると自我が芽生え、子どもからやりたいという気持ちが出てくるからです。また、この時に身に着けた力が幼児組のお部屋に行った時に役に立ちます。 ただし、そうは言っても新し
このゾーンは、フロー (Flow) ともいい、20世紀を代表する心理学者の1人であるミハエル・チクセントミハイによって提唱された「人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態」をさします。この概念は、「日常生活の心理学に関して、今世紀最高の研究者」とも言われてい
皆さん明けましておめでとうございます。今年も皆さん方と共に子ども達に対してより良い環境を提示できるように、また、子ども達の育ちを共に学び合えるようにという思いをこめて、このブログを載せていきたいと思っています。どうぞ今年も1年よろしくお願いします。 先日、幼児組のコーナーが突然変わりました。環境が変わることは子ども達にはとても大きな影響を与えます。保護者からも環境が変わると「どうして変
最近、日本のバラエティー番組が、世界から注目を集めていると言います。それは、番組の企画や構成を売る「番組フォーマット販売」と呼ばれるテレビの国際市場での話のようです。この「番組フォーマット販売」は、ドラマなどと違い、番組を購入した海外のテレビ局や制作会社が、自国のタレントらを使って番組をリメークして番組を作ると言った手法です。そのリメーク権の売買が市場になっていると言うのです。たとえば、肉体パ
先日、木月まつりが開催されました。「日本を楽しもう!」の今年度のテーマの基、さまざまなブースが作られて盛大に執り行われました。その中のブースは職員が企画したものと師親会の方々が企画したものがあり、どちらも楽しいものばかりでした。企画段階から和気あいあいと話し合い、次々とアイディアが膨らんできました。制作やわらべ歌、フォトパネルのウォークラリー、全国横断方言クイズ等どれも「遊び心」満載です。その