運動会のはじまり
毎日の暑さが少しずつ和らいできた頃から、各クラスでは運動遊びをとりいれ初めています。それぞれの子ども達の表情を見ると、練習というよりも、冒険や探検をしているかのように、眼を輝かせながら楽しんで行っています。特に、乳児の活動は、保育者が意図して行っているにもかかわらず、自ら求め、本能のままに動いているかのように見えます。これは子ども達の発達を見定め、一人一人の子ども達に対して、今必要な課題や目標を取
毎日の暑さが少しずつ和らいできた頃から、各クラスでは運動遊びをとりいれ初めています。それぞれの子ども達の表情を見ると、練習というよりも、冒険や探検をしているかのように、眼を輝かせながら楽しんで行っています。特に、乳児の活動は、保育者が意図して行っているにもかかわらず、自ら求め、本能のままに動いているかのように見えます。これは子ども達の発達を見定め、一人一人の子ども達に対して、今必要な課題や目標を取
生き物というものは不思議なものです。すべての生き物は、それぞれ己の遺伝子を子孫に残していくような遺伝子が組み込まれています。しかし、己の遺伝子を残すという非常に利己的な行為であっても、結果的に己だけでは生きていけないことを悟るのです。生き物は、環境に影響を与え、環境は生き物に影響を与えます。そこには、相互作用があります。また、それぞれの生き物は、それぞれに役割があり、その役割はそのうちのどれかがな
ぞう組がお泊り保育に行った時に捕まえたカブト虫が3匹います。夏を代表するカブト虫は園でも大人気です。しかし、可愛さ故に、虫かごをゆすったり、叩いたり、ふたを開けて手に取ろうとする子もたくさんいます。そのせいかどうかは定かではありませんが、園で育てるカブト虫はあまり長生きしません。あまりに多くのカブト虫が死んでしまうので、昨年、お盆の頃に「命」の話をしました。長く生きる「命」も短い「命」もありますが
小学校学習指導要領22年試案で、図画工作を学ぶ意味の2つ目にあげているのは「技術力の基成」です。人は手で道具を作り、その道具を使って更に進んだ道具や、生活上いろいろ必要な物を作って、生活を豊富にし、進んだ文化を建設して行くのです。このことは,人類が他の動物といちじるしく異なる点であるが,同じ人類の中でも、この種の造形活動がいかに営まれるかは、その文化の程度を示すものであるとしています。手で道具を
最近の幼児組のお部屋をのぞくと色々な材料を目にします。トイレットペーパーの芯やお菓子の箱、新聞の広告等、さまざまですが、これがあっという間になくなり、素材の持ち味を上手に工夫して、多くの作品が作られています。それら一つ一つを見ていると、個性的なものもあれば、とても芸術的なものもあります。将来をつい期待してしまいます。しかし、保育園では造形活動をよくとりいれていますが、それは造形を通して季節や行事を
先日は盆踊りの参加・ご協力ありがとうございました。ぞう組の和太鼓の演奏はいかがでしたか?まだ始めたばかりで決して上手とは言えませんが、一人一人がとても楽しそうにやっていたのが印象的でした。これからの飛躍を期待してください。 前回は音楽の学習指導要領の中身をご紹介しましたが、昭和22年に作られた過去の学習指導要領を見ると、とても面白いことが書かれています。「音楽は,音を素材とする時間的芸術である
昨年から幼児組ではいつでも鍵盤ハーモニカを弾けるように、師親会でホース部分を購入してもらいました。最近は鈴やトライアングル等の打楽器も登場し、益々人気の遊びになっています。また、乳児組でも太鼓や電気式のピアノ等、子どもが触れると音の出るおもちゃを置いています。これは、音楽に対して興味を持ち、豊かな心を持ってもらいたいと思い置いています。 一方、テレビでは早期教育がブームのようで、発表会などで、
子どもが自ら育つ力を信じることが大切だと言うことは先日書きましたが、子どもが自ら育つにはそれにふさわしい環境を大人が用意する必要があります。例えばハイハイをするようになった赤ちゃんには少し凹凸のあるクッションのようなものを用意したり、おもちゃを用意したりです。しかし、何より大切なのは人です。自分の意思で移動が可能になってくると、絶えず未知のものとの出会いがあります。すると不安や恐れを感じて振返る
先日親子親睦会が行われ、0歳児の親子の関わりを見ていました。ある子が大型遊具を興味深げに見つめ、何かをしようとしていました。それを察したお父さんはその子を遊具に乗せてあげましたが、どうやら遊具で遊びたかったわけではなかったようで、階段を慎重に降り始めました。その後、その子は丸いハンドルに手を掛けよじ登っていました。子どもの行動は意図して行っているようには見えませんが、実は自分の発達をよく理解して
「キッズスキル」の中に、「タイムアウトできるようにする」というものがあるそうです。「怒っているときは感情のままに発言してしまうので、怒鳴ってしまうこともあるでしょう。親だって人間です。大人の側が感情的になったときにはタイムアウトを取りましょう。怒鳴りそうになったら、“今とても怒っていてちゃんと考えられないから、10分待ってちょうだい。10分したら必ず部屋に戻ってくるから”と言って、部屋を出ます。