施設案内
木月保育園では、「年齢、クラスの枠を超えて、子どもひとりひとりに即した保育をしていきたい」という思いから、間仕切りのない大きなワンルーム式保育室を採用しています。子どもたちの保育内容に合わせて、家具で自由に空間を作り変えます。
「子どもたちの居心地の良さを最優先に」という視点から、建物に使う素材もできるだけビニールや合成塗料ではなく自然素材(無垢板の床、杉の腰板、漆喰、土壁、ヒバ材の天井など)を使うようにしました。
子どもは大人のように空間認識をすることがまだできません。そのため、大人目線での空間づくりだと、子どもたちには、空間が広く感じたり、窓が高くて外が見えなかったりしてしまいます。子どもたちが過ごす場所だからこそ、子ども目線を大切にしています。
木月保育園の給食は創設以来、独自で献立を立て全ての食材にこだわって提供しています。天然塩や・国産野菜を使用。ダシも全てその場でとっています。米は秋田より直送で仕入れており、毎日炊き立てのお米を食べています。
敷地内では夏野菜やジャガイモ、さつま芋の栽培を行っており、一年を通して、野菜や花々との触れ合いを大切にしています。これらの作物の栽培には、園内にある7台の雨水タンクで備蓄した水を利用しています。更に園内にある木々の落ち葉を集め腐葉土にして、土に混ぜ天然の肥料としています。これら自然界の様々な物を利用することにより、自然の恵みに感謝をする心を伝えていきます。
また、昔から食事の中で欠かすことのできない米と味噌につきましては、実際に栽培や製作を行うことで、大切さを伝えています。お米は88人の人の手間をかけないと出来ない言われる貴重なものであるということ、また、味噌はじっくり熟成しないと美味しくならない等、即席でなんでも食べられる現代の食事とは違うという事に気が付いてもらいたいと思っています。それら全ての作業をやり終えた時に、始めて味わう事の出来る感動の試食。このことこそ食べ物への感謝の気持ちにつながると考えています。