すっかり暗くなるのも早くなり、肌寒くなってきましたね。
通勤途中にある金木犀のいい香りが秋を感じさせてくれます。
そして秋といえば、「食欲の秋」!ごはんが美味しい季節がやってきたとわくわくしますね。
さんま、きのこ、さつまいも、根菜類…給食でも旬の食材をたくさん使って日々秋を感じてもらえたなと思って作っています。
さて、10月28日に保育園では、幼児組さんとるんるん組さんで「かぼちゃのクッキー」を作り、少し早めのハロウィンパ-ティーを行いました。
幼児組さんは今年2回目の、るんるん組さんは初めての調理会です。
幼児さんは1週間前から「かぼちゃのクッキー作るんだよね!」と楽しみにしていました。
るんるん組さんは初めてのクッキー作りでしたが、先生が丸めたクッキーをぺったんと上手につぶして、きれいに作ることができました。
給食でお当番をしている幼児さんはエプロン、三角巾姿もすっかり板について気合十分!一生懸命作っている姿はまさにパティシエ!
「それは何のかたち?」と聞くと「はらぺこあおむしだよ!」「ぼくは大きく作ったんだ!」と楽しそうに答えてくれて、人だったり、動物だったり、虫のだったりといろいろな形があって、個性豊かなクッキーが出来上がりました。
そしておやつの時間に幼児さんは、自分たちで作ったクッキーを先生たちに配りに来てくれました。「トリックオアトリート!!」と仮装した子どもたちの元気な声が保育園に響いて、ハロウィンパーティーがはじまりました。
自分たちで作ったクッキーはとってもおいしかったようで、るんるん組でもたくさんおかわりをしていて、大人気だったようです。幼児さんは「おいしい!」「かわいくできたから食べるのがもったいないよ~」といろいろなことをお話ししながら楽しそうに食べていました。
今回の調理会では、ハロウィンというイベントを通して、自分たちで作って食べることの楽しさや、季節、旬を感じてもらえたらうれしいなと思います。
私は普段、給食室で作っていることがほとんどなので、子どもたちと直接かかわることが少ない中で、給食を通して何を伝えられるだろうと日々、試行錯誤です。
旬の食材を使って季節を感じてもらったり、行事食を作ったり、子どもたちにお手伝いをしてもらったり…。まだまだ力不足なところもありますが、やってみたいことはたくさんあります。
みんなが大きくなった時に、「保育園の給食おいしかったな」とか、「あれ楽しかったな」とか、少しでも子どもたちの思い出に残るように、これからも心を込めて給食を作っていきたいです。
栄養士 高岡咲