木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

子どもから子どもへ

2020.05.07

新年度が始まり、早くも1ヶ月が経ちました。

すくすく組にも3人の新しいお友だちが増えました。よちよち組に入園してきたお友だちもいて、よちよち組から進級したすくすく組の子どもたちは、どこか少しお兄さんお姉さんの顔つきになった気がします。

 

 

 

 

今年度になり、お手伝い保育として幼児さんがすくすく組に来てくれるようになりました。

また、るんるん組のお友だちと一緒に過ごすことも多くなってきました。中にはきょうだいもいて、楽しそうに笑い合って遊ぶ姿が微笑ましいです。そんなお兄さんお姉さんと一緒に散歩に行ったときのお話です。

すくすく組の子どもたちは、少しずつお友だちと手を繋いで歩いてお散歩ができるようになってきました。しかし、手の繋ぎ方がぎこちなかったり、ふらふら〜っと道の真ん中に行ってしまったり、途中で疲れて座り込んでしまったり…とまだまだ頑張っている途中です。

 

 

この日はるんるん組のAちゃんとすくすく組のBちゃんが手を繋いで歩きました。

ふたりとも高月齢児で、クラスの中ではしっかりしている存在です。

ふたりなら大丈夫!と思い、Aちゃんに「Bちゃんのことよろしくね。」と声をかけてお散歩がスタート。

Aちゃんも自分のほうが年上だからしっかりしなきゃ!と思ったのか、先生が声をかけるたびに「あぶないよ」「かべかべだよ」と優しくBちゃんに教えてあげたり、道に飛び出ないようにそっと手で押さえたりしてくれました。そんなAちゃんの姿を見てBちゃんも少しずつ先生の声に耳を傾けてくれるようになりました。

別の日は幼児組のCちゃんとすくすく組のDちゃんが手を繋いで歩きました。まだ歩くのがおぼつかないDちゃん。Cちゃんは「歩くのゆっくりなんだね」と気がつき、歩幅を合わせて歩いてくれました。

また、道を渡ったあとには、自分が車道側になるように手を繋ぎ変えてくれました。同じクラスの子と手を繋ぐと速さが合わず、転んでしまうこともあるDちゃんも、この日は最後まで楽しく歩くことができていました。

そんなるんるんさんや幼児さんを見ているからか、少しずつ壁際を歩いたり、「車が来たよ」と声をかけるとすぐに壁にピタッとくっついて止まったりできるようになってきました。

また、「ぶーぶー」「わんわん」とお話ししながらお散歩を楽しむ姿も見られるようになってきました。

 

 

先生が声をかけるより、お兄さんお姉さんがやっていることを真似したいすくすくさんにとっては、身近で見せてくれるお手本のほうが効果があるようです。

るんるんさん・幼児さんが小さな先生になってくれているのですね。まだまだ先のことだとは思いますが、小さな先生から教えてもらったことを、次はすくすくさんが少しずつよちよちさんに教えてあげてほしいなと思います。

こうやって先生から子どもたちへ、子どもたちからまた子どもたちへ、受け継がれていくのが異年齢児保育のいいところだなと思いました。

 

すくすく組担任 梅原侑里

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