4月の入園式から2ヶ月が経ちました。6月のよちよち組は、感染予防の自宅保育にご協力頂いている家庭も多く、すくすく組と一緒に少人数で保育していました。
5月の半ばから登園しているBくんは、園での生活に少しずつ慣れてきました。初めての保育園。お父さんお母さんから離れての生活に、まだ泣いてしまうことも多々ありますが、落ち着いて過ごす時間も増えてきました。
6月の梅雨入り前の暖かい日のことです。その日も天気は快晴だったので、園庭で遊んでいました。園庭の真ん中に先生と子どもが輪になっていたのでちらっと様子を見てみると、
すくすく組の子たちが、タライに入った水を囲んで、プチ水遊びをしていました。水を触ったり、砂を入れてみたりと、なんだか盛り上がっている様子です。私はちょっと離れたところから様子を見ていることにしました。
その様子が気になったBくん。よちよち歩きで、少しずつ距離を詰めていくと、先生に声をかけてもらうことができました。恐る恐る水に触れてみると…
嬉しそうな顔で先生の顔を覗き込んでいました。水の感触が好きだったのかな?触れたことが嬉しかったのかな?
Bくんは、何度も何度も水と触れ合い、すくすく組のお友達がタライから離れて、違う遊びを始めても水遊びに夢中になっていました。
子どもたちは、新しい生活、新しい遊び方などを、目で見て、実際にやってみて学んでいきます。
そういった活動の広がりを促していけるよう、私たち保育士が遊びを仕掛けたり、声を掛けて誘ってみたり、時には見守っていきたいと思います。
遊ぶことを通して、子どもとの信頼関係を築き、安心して探索活動ができるような環境を作りたいと思います。
よちよち組担任 羽田夏帆