木月ほほえみ保育園の子どもたちは暑さに負けず毎日元気に過ごしています。今年は新型コロナウイルスの影響で夏のイベントが軒並み中止となってしまいました。そこで少しでも夏の思い出を作りたい!と園内で夏祭りを行うことになりました。
夏祭りは2日間行われ、1日目はヨーヨー釣りや輪投げ、屋台でウインナーが提供されました。
2日目はかき氷が振舞われ、給食でも普段とは違う特別なメニューということで夏の屋台をイメージして「焼きそば」「スマイルポテト」を提供しました。
「スマイルポテト」は蒸したじゃがいもに片栗粉、スキムミルク(脱脂粉乳)、牛乳、塩を加えて混ぜます。棒状に伸ばして包丁でカットし、菜箸で目の穴を開け、スプーンで口を作ります。それを油で揚げたら出来上がりです。
1つ1つ表情が違うスマイルポテト、子どもたちはどんな反応をするかな…とワクワクしながら食べている様子を見に行きました。
幼児組のクラスに行くと、子どもたちは浴衣や甚平を着ていて普段よりも華やかな様子で食事をしていました。
「あ、給食の先生だ!」「美味しいよ~!」みんなが声を掛けてくれます。
Aくん「スマイルポテトの顔ってどうやって作ったの?」
島田 「目は箸で穴を開けて、口はスプーンで作ったんだよ」
Aくん「鼻はないんだね、こうやって作ったの?」
Aくんは自分の箸をスマイルポテトの目にさして、作る真似をしていました。
料理の作り方に興味があるようです。
スマイルポテトを大事そうに両手で持って食べている子がいました。
Aちゃん「これおいしい」
Bちゃん「まるいかたちだね」
Aちゃん「しかくとか、さんかくもあるかな」
スマイルポテトの形に注目していたようです。
Cちゃん「せんせい、スマイルポテトたべられたよ」
野菜が苦手なCちゃんは食べられたことを伝えてくれました。
一番印象的だったのは、みんな笑顔で楽しそうに食事をしていたことです。栄養満点の給食を提供しても、楽しく食べないと消化吸収が悪くなってしまいます。この日は特に笑顔が溢れていました!
じゃが芋は保育園では定番の食材ですが、出し方を変えるとこんなにもたくさんの反応が見られます。
味の違いを感じたり、見た目に注目したり、苦手だったものが食べられるようになったり…子どもたちの感じ方も様々です。これからも様々な食材を色々な形で提供して、子どもたちに食べることの楽しさを伝えていきたいです。
今回紹介した「スマイルポテト」のレシピは玄関に配布いたしますので、是非お家で作ってみてください。
栄養士 島田 史歩