もうすぐすくすく組への進級を控えたよちよち組では、すっかり保育園の生活にも慣れ、日々楽しそうな笑い声がお部屋に響いています。
同じ保育園で過ごすお兄さんお姉さんも、よちよち組のお友だちの名前を覚えて「Aくーん!」と遊びに誘ってくれたり、「Bちゃんだ!」と話しかけてくれています。
一緒にブロックをしたり、絵本を読んだり…。お兄さんたちに囲まれてとっても嬉しそうなよちよち組さん。そんなよちよち組のお友だちは、まねっこ上手!
ある日、1歳児クラスのすくすく組のお友だちがお部屋のおままごとスペースでおままごとをしていた時のことです。
お兄さんお姉さんがおままごとをしている様子を、じっと見ていたBちゃん。
すくすく組のお兄さんたちは、お皿の上に食材のオモチャを並べ、できたご飯をぬいぐるみに食べさせてあげたり、お友だち同士で「おいしいね!」と笑い合ったりしていました。
しばらくすると、他の遊びが始まり、おままごとスペースが空きました。
すると、そんなおままごとをじっと見ていたよちよち組のBちゃんが、空いたおままごとスペースに入っていきます。
なにをするんだろう?とじっと見ていると、Bちゃんは少し前に遊んでいたすくすく組さんと同じように、お皿と魚のオモチャを手に持ちました。
すると、お皿の中に魚のオモチャを入れたBちゃん!そのまま両手をパチンと合わせ、お皿を机において、モグモグと食べ始めました。
チェーンリングをご飯に見立て、「あむあむ、おいしー」とニコニコで遊ぶBちゃん。
普段Bちゃんは、オモチャを口に入れたり、舐めたりして遊んでいました。そんなBちゃんが、すくすく組が遊ぶ様子を見て、「こうやって遊ぶんだ!」と学び、模倣してみることで、遊びの方のレベルが一つ上がったのです。
まねっこ上手なよちよち組さんは、毎日お兄さんお姉さんのかっこいい姿を見てぼくも!わたしも!と色々なことにチャレンジしています。
日々お兄さんお姉さんや大人の様々な姿を見て吸収しているよちよち組さん。
そんなよちよち組の「やってみよう!」「できた!」をたくさん経験できるように、わたしたち保育士は時に援助し、時にそっと見守りながら、成長を感じていきたいなと思います。
よちよち組担任 平塚 美宇