2月の食育指導で幼児組さんに「カルシウム」についてお話をしました。カルシウムをカルちゃんというキャラクターで表し、骨や歯を丈夫にしてくれること、色々な食べ物にカルちゃんが入っていることを伝えました。
その日の給食は、どの食べ物にたくさんカルちゃんがいるのかを知ったばかりで、みんなカルちゃん!カルちゃん!と言いながら楽しそうに食事をしていました。
そして月日は流れ、3月に入っても子どもたちはカルちゃんのことを忘れていません。
ある日、幼児組さんの部屋へ食事の様子を見に行ったときことです。
Aくん「ごはんってカルちゃんいるの?」
このような質問をされました。
「ごはんはね、カルちゃんは少しだけなんだ。」私は答えました。
Bくん「とうふにはカルちゃんがいるんだよ!」
Aくん「とうふにカルちゃんがいるんだ」
私「そうだね、あとゴマにもたくさんいるよ。」
Bくん「もう、たべおわった!」
Aくん「ぼくもたべるー!」
Bくんから豆腐にはたくさんカルちゃんがいる(カルシウムが含まれている)と教えてもらったAくん、その後もパクパク給食を食べていました。カルちゃんがいると分かると普段にも増して食べがよくなりますね!
その後も幼児組さんは
「きょうのきゅうしょく、カルちゃんいるー?」
このようなことを度々質問してくれます。
そして私は「そうだね、豆にカルちゃんがいるよ」、
「おやつのチーズにカルちゃんがたくさんいるよ」
その日の給食でカルシウムの多い食品を伝えています。
カルシウムについて話をしたのは2月のことでしたが、今でもカルちゃんという形で覚えていること、そして給食にカルシウムが入っていることを気にかけること、これは素晴らしいことです。
これからも単発で終わってしまうのではなく、話したことが継続して子どもたちに残ってくれるように、これからもカルシウムのカルちゃんのことを伝えていこうと思います。
是非お家でも、カルシウムの多い食材を取り入れてみてください。
食べ物に興味を持つ、食べることが好きになる、そんな子が増えてくれたらいいなと思います。
栄養士 島田 史歩