よちよち組も入園して半年が経とうとしています。1歳児のすくすく組さんとも、少しずつ活動を共にするようになった7月、8月。子どもたちは今年度初の感触遊びに挑戦し、沢山の未知と遭遇することになりました。
7月末、初めての感触遊びは片栗粉スライム。サラサラな粉が、水に溶けてドロドロになっていく様子に興味津々さんなすくすく組。よちよち組はというと、その様子を見てキョトンとしている子が多かったと思います。
昨年度からの経験があるすくすく組のお友達が、ドロドロの片栗粉スライムでダイナミックに遊んでいるところを見て、よちよち組の子たちも徐々に徐々に警戒心を解いて触りだしていました。どんどん楽しくなってきた子は、片栗粉で服や手足もドロドロになってしまうくらい遊びこんでいました!
もちろん、断固拒否のお友達もいました。そういった子たちは、ジップロックに入れてみて、ちょっと触ってごらん?と先生と一緒に触れてみたり、あっちで楽しそうなことしてるね〜!と様子を一緒に見たりしました。この日が感触遊びの第1歩でした。
そのあとも日をあけながら、氷で遊んだり、寒天で遊んだりと、普段子どもたちがあまり触れないような素材に触れていきました。
初めて感触遊びをしたときは、その空間に行くのすら嫌がった子も、最後の日には感触遊びに誘っても嫌がらず、自分から手を伸ばしている姿がありました。みんなの表情や仕草から、「これなんだ?」「食べれるかな?」「冷たいな〜」「うわっ!」と言ってるように感じ、同時に、たくさん刺激を受けてる証拠だとも感じました。
今季の感触遊びを通して、先生たちが活動の準備でレジャーシートを敷くだけでこれから何が起こるのかな?どんな遊びが始まるかな?とワクワクしてくれる、好奇心旺盛な姿を見せてくれるようになりました。
そして、実際に未知の物体を見て、手を伸ばして触れにいく、ちびっこチャレンジャーになってくれました。
赤ちゃんは見て、聞いて、嗅いで、触って、味わって…。五感をすべて使って学んでおり、いろいろ試そうとする様子から、小さな科学者のようだと言われています。
そんな小さな科学者のみんながこれからも、未知のものに遭遇した時に、これなんだ?と興味を示してくれ、自分から手を伸ばしていくような好奇心が育まれる保育をしていきたいです。
羽田 夏帆