木月ほほえみ保育園の子どもたちは一層元気に毎日を過ごしています。
幼児組さんは食育活動の一環として夏野菜の「ミニトマト」「ピーマン」「なす」を育てています。8月に食育指導で夏野菜についてお話をしました。夏野菜のパワーをお話ししたり、野菜の花を見てどんな夏野菜になるのか当てるクイズを出したりしました。
その後、幼児組さんのなすが育ってきたので収穫をして、なすを食べる機会を設けました。なすをホットプレートで焼いて、しょうゆで味をつけて幼児組さんで食べました。
ホットプレートの上には焼けたなすが並んでいます。大きさが選べるように、なすのサイズは大小様々です。
島田「大きいなすと小さいなす、どっちがいい?」
Aくん「おっきいの!」
島田「なすおいしいよ~。食べてみてね。」
ホットプレートで焼いたなすを、竹串にさして渡しました。
Aくんはなすが好きなので一口でパクッとおいしそうに食べていました。
次にお友達がやってきました。
島田「大きいなすと小さいなす、どっちがいい?」
Bくん「ちいさいの~」
Bくんは、なすがあまり得意ではありません。
ですが周りでなすをおいしそうに食べているお友達につられて、串に刺さったなすをひとかじり。するとBくんは言いました。
Bくん「たべられたー!」
島田「なす食べられたの!よかったね。おいしいね。」
そして竹串に刺さったなすを全て食べ切ることが出来ました。
また別のお友達がやってきました。
島田「大きいなすと小さいなす、どっちがいい?」
Cちゃん「ちいさいの~」
Cちゃんも、なすがあまり得意ではありません。竹串に刺さったなすを見つめています。
島田「みんなが育てたなすだよ。おいしいよ。ちょっとだけ食べてみる?」
するとCちゃんは見つめていたなすをパクリ。
Cちゃん「あったかくて、おいしい~」
Cちゃんも竹串に刺さったなすを完食しました。
幼児組さんは3割くらいのお友達が、なすに苦手意識を持っていました。
今回の活動を通して、なすを食べることに挑戦しておいしさに気付いた子もいました。自分で育てたなすであること、みんなと一緒に食べることでおいしさが感じられたのではないでしょうか。
ちょっとした声掛けで食べる意欲が湧くこともあります。毎日水やりをして育てたなすは特別な味ですね。
他にも育てていた「トマト」や「ピーマン」も収穫して、給食のサラダやカレーに加えて提供しています。自分たちで育てた野菜が給食で出てくることで、子どもたちの食欲が高まっていることを感じます。
これからも食べ物の大切さや、みんなで食べることのおいしさ、楽しさを伝えていきたいです。そして食べることが好きになって食への興味が高まってくれたら嬉しいです。
栄養士 島田史歩