運動会にどんなことをするかお披露目する時からドキドキ・ワクワクな気持ちの反面、緊張をしている子どもたち!!
乳児の頃は親子競技だったけれど、幼児になると一人で取り組む種目や仲間と協力して行う種目と年齢によって少しずつ変化してきた運動会…
そこで今回は幼児組のどきどき組に密着~!
どんな風に競技を決めてるかというと…いくつかある種目から自分がやりたいもの、披露したいものを日頃行っている運動遊びの中から選び、それをより極めていく子や、中には今できるものよりも、まだうまく出来ないものを選んで、運動会までにできるようになってカッコいい姿を見せたい!という姿も見られました。
いざ練習となると、すぐに最終目標となるところから始めようとして、案の定できない壁にぶつかり「やっぱりできない」「もう変えたい」という姿がちらほらと…。
中には今までなかった、できなくて悔し泣きをする場面もありました。子どもたちの挑戦したいという気持ちを大切にしたいので一人ひとりの姿や発達に合わせて、スモールステップで少しずつ練習を組み込んでいきました。
例えば!跳び箱では、飛ぶところから始めるのではなく、ダンボールなどの小さい箱を手で押さえてジャンプして足を開いた時に後ろに飛ばす練習をしました。
鉄棒では、前回りから取り組むのではなく、しっかりと肘を曲げて握れるようにサルの真似から始め、体重を支える腕の力がついてきたらイルカの真似をして、体を支える力がついてそれから前回りの練習へ…。
マットでは回ったあと体が伸びきってしまわないようにゆりかごでおなかの力をつけ、その後起き上がるためにひよこ歩きで足首を柔らかくすることで前回りができるようになっていきます。
段階を踏んで「できた!」という体験を積み重ねていき、大きな自信に繋げていくことでたくさんのことに挑戦ができるように関わっています。
始めは自分ができないことをできる友だちに対し、負けたくないという気持ちが勝ってしまいました。時には自分がやったことに対して「違うよ」と訂正されてしまい、「見ないで」「違くないよ」などと友だちと言い合いをして、ギクシャクすることもありました。
そんな悔しい経験、もっとうまくなりたいという気持ちから「練習したい」「次はいつやる?」と積極的に取り組む姿へと…!
できるようになったことを友だちに教えてあげたり、自分ができないことを見て学んだり、できる友だちに教えてもらったりとやり取りをする姿に変わっていきました。
今では互いに認め合い、「負けない」という気持ちで切磋琢磨して頑張っています!
ドキドキしながら迎えた運動会当日‼練習の時以上のパワーを見せてくれたどきどき組。仲間と協力して、全力で取り組み、楽しむことが出来ました♪
石川ひとみ