木月ほほえみ保育園では、0歳児と1歳児が同じフロアで一緒に過ごしています。
お昼寝の時間は、ロールカーテンを閉めてお部屋は薄暗くなります。お昼寝から起きたお友達は、おもちゃのあるスペースで静かに遊んで待っているのですが、そのスペースにはロールカーテンの隙間から光が差し込んでくるスポットがあります。
1月某日、その光に気づいたすくすく組(1歳児)のAちゃん。カーテンの隙間から差す、眩い光に大喜び!
満面の笑みで光を触ろうと一生懸命腕を伸ばして、振って、楽しんでいました。そのうち、ホコリがキラキラしていることに気づいたのか、キラキラしてるねえ〜!と教えてくれました。
その数日後、よちよち組(0歳児)のBくんもその光が気になる様子。Aちゃんの時とは違って、床が光って色が違うことに気付いたのか、床に顔を思いっきり近づけました。
まるでこの光の正体はなんなのかを確かめるようにグイグイ顔を押し付けていたBくん。顔を上げると、カーテンの隙間から光が差していることに気づいたのか、全身で喜びを表現していました。
以前、他の職員のブログでは2歳児クラスでのエピソードに触れたものがありました。
2歳児クラスの子どもたちは光を発見するだけでなく、不思議に思って、考えることができていました。
0歳、1歳のときに見る、触る、舐める、聞く、嗅ぐなどの行為をしてきた子どもたち。驚きや不思議さをたくさん経験しています。
色々なことを経験していく中で、少しずつ色々な物事の結び付きを考えられるようになっていくのです。
幼児組になると、もっと様々なことに対して、疑問がわいてきたり、それを解決しようと試みる力がついていきます。子どもたちは色々な経験を積み重ね、失敗や成功を繰り返し、非認知能力を育んでいきます。
私たち保育士は、子どもたちの経験のチャンスを逃さないように、チャンスを増やせるように、保育をしていきたいと思います。
今回のエピソードでも、光が差し込んでいることは当たり前の光景に思えますが、子どもたちと同じ目線に立って一緒に喜んだり、疑問に感じたりしながら、一緒に探究心を磨いていけたらいいなと思います。
羽田