木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

地球に優しい子どもたちに(1歳児クラス・すくすく組編)

2022.08.12

木月ほほえみ保育園では園全体でSDGsに取り組んでいます。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。

今日は0.1歳児の部屋で行っている『手洗い』に関するSDGsに繋がる取り組みを紹介します。

最初に始めた取り組みは、ペーパータオルを無駄にしないようにすることです。これはいまのすくすく組(1歳児)が、昨年度から行っています。

ビショビショに濡れた手のままペーパータオルで水を拭き取ると、ついつい多めにペーパータオルを消費してしまう事がありますよね。それを無くすために、子どもたちには手を『パッパッパッ』と振り、水を切ることを伝えてきました。初めは保育士と一緒に水を切っていましたが、習慣づいてきたようで、自分たちで水を切る姿が見られるようになりました。

Aちゃんの昨年度からのエピソードをご紹介します。当時よちよち組だったAちゃん。はじめは、保育士が手を取り、「パッパッパ」と言いながら水を切っていました。キョトンとしていた様子だったのを覚えています。

その後も繰り返し保育士と手洗い後の水切りを行っていきました。すくすく組にあがるころには、保育士が「パッパッパだよ〜」と声をかけるとAちゃんも一人で水を切ることができるようになりました。そこから3ヶ月ほどたち、保育士が何も言わなくても「パッパッパ!」と言いながら水を切っていたAちゃんの姿がありました。

水切りと同時に教えていたのが、手の洗い方です。まずは手を水で濡らして、石鹸をつけ、擦り合わせて洗い、水で流すという一連の流れを繰り返し伝えていました。手洗いをはじめたとき、はじめは水の感触が楽しくて遊んでいたAちゃん含むよちよち組の子どもたち。繰り返し保育士と手洗いをしていくうちに、徐々に水をつけて石鹸をつけて洗うということがわかるようになってきたのか、すくすく組になったいまでは一連の流れを理解してきたのか、手洗いをすることが出来るようになった子もいます。

そして、
0これから気をつけていきたいのは、手を洗う時に節水を心がけるようにすること、ハンドソープの無駄遣いを減らしていくことです。レバー式の蛇口にして子どもたちも調節しやすいようにし、ハンドソープはワンプッシュでも十分すぎる量が出るので、輪ゴムを使ってワンプッシュで出る量を調節しました。

それでも、自分で出せるようになったのが嬉しいのか、お水や泡に興味津々、ハンドソープをなんどもプッシュして泡が出る様子を楽しんでしまうこともしばしばありますが、根気強く伝えていこうと思います。

手を洗いながら、保育士が「もったいないからね」「だいじだからね」など話しながら介助をすると、「もったいないー?」「だいじー?」と繰り返してくれます。0.1歳の子どもたちにはまだ、「もったいない」「だいじ」「SDGs」などという難しい言葉は伝わっていないかもしれません。そもそも、ペーパータオルの量を減らす理由、手を洗う時に遊んではいけない理由や、ハンドソープの無駄遣いをしてはいけない理由もまだ分からないと思いますが、SDGsに取り組んでいくことで、自然と環境にやさしい習慣が身についていくことを期待しています。そして、徐々に手荒い以外の面でも、SDGsってなんだろう?と自分たちで興味を持って知ろうとし、問題解決のためにはどうしたらいいかも考えられる子どもたちになっていってくれたらいいなと思っています。

羽田

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