10月15日は、木月ほほえみ保育園の運動会!
子どもたちは弾けるような笑顔、そして少し緊張をした表情など、様々な姿を見せてくれました。練習期間では、子どもたちの成長をたくさん感じる瞬間がありました。
午前活動の時間。
この日は運動遊び。運動会に向けて、跳び箱、鉄棒、縄跳びの練習をしていました。跳び箱と鉄棒の練習が終わり最後の縄跳びへ。「個人縄跳びと大縄に分かれるよ〜」と声を掛け大縄をするお友だちを集めていると4歳児のAくんがポツリと「出来ないからやだな〜」と渋い顔をしていました。
「諦めないでたくさん跳んだら出来るようになるよ!」と気持ちを鼓舞し、練習を始めました。
Aくんを含めた子どもたちの大縄の練習を始めると、縄を見ていなかったり跳ぶタイミングがバラバラで1.2回跳ぶ事がやっとでした。その日からホールで縄跳びを出来る日は、みんなで練習を続けていきました。
2週間ほど経った時、「じゃあ、大縄しよう〜」と声を掛けているとAくんが「オレ、なわとび好き〜♪」とウキウキでやってきました。
実際に大縄をすると、連続で跳ぶ回数も10回と増え、真剣な表情で楽しんでいました。
子ども全員が運動が好き、得意な子だけではありません。のんびり過ごすことが好きな子、体の動かすことは少し苦手な子。様々な子がいます。
でも、やりたくない!と拒否をする子はいませんでした。
だからこそ、出来た喜びや悔しさを感じる経験をしてほしいと思っていました。
続けるからこそ、できるようにもなるし、できるようになると嬉しい、楽しい、もっとやりたいという意欲が湧いてきます。
苦手な事と分かっているから、自分からはなかなか一歩が出ない。でも、運動会というママ、パパ、たくさんの方へ自分のこんなことができるようになったと見せたい思いが交差しながら懸命に取り組む姿がありました。
子どもたちにとって運動を好きになる、得意な子はもっと出来るようになる、そんな機会やきっかけはなくてはならない
ものです。
運動会だけでなく、日々の公園での遊具遊びや室内での運動遊びなどで楽しい気持ちになるように、やる気が無くならないように、
「今のいいね!」「上手になってるよ!」
と、プラスの言葉を掛けるようにしています。
出来るようになってくると、どんどん表情も変わってきます。
はじめは、ふざけていたりやる気が見えない時もありました。
一度コツを掴んでくると、『これか!』というわくわくしたような表情をしてくれます。
気がつくと、真剣な顔になり力強く跳ぶようになり一回一回を大切に跳んでいました。
これからも、子どもたちが成長をする瞬間を見せてくれることを楽しみにしています!
根岸