先日うきうき組が園外保育の際に、のびのび組・どきどき組で感触遊びとして「スライム作り」をしました。
今回は幼児組で初めて感触遊びをした、のびのび組について書きたいと思います。スライムについて見たり・聞いたりしたことはありましたが、自分で実際に作るのは初めてという子が多く、始まる前からワクワクしている姿がありました。
さっそく子どもたちのところに材料が配られると、「全部透明だね。」「とろとろしてる!」「これ全部混ぜるの?」と次々に感じたことを友だちや先生に話したり、聞いたことを自分の目で確かめてみたりする姿が見られました。子どもたちと一つ一つ手順を確認し、材料を混ぜていきました。こぼさないようにゆっくり混ぜる子や混ぜる強さによって液体の動きが変わっていくことに楽しくなってこぼしてしまう子もいましたが、みんな楽しみながら取り組んでいました。
せっかく自分だけのスライムを作るのでラメを混ぜて、キラキラスライムにしました。12種類とたくさんある色の中から自分が好きな色を1色選ぶ子や、2~3色と色を混ぜて色が変化していくのを楽しむ子がいました。
また、1色にしていた子も2色くらい足して、色を変える姿もありました。思った色にならず「なんでならないのかな?」と不思議に思い、先生にどうしたら「~色になる?」と聞きに来たりもしていました。
材料を混ぜていく中で、ホウ砂水を洗濯のりを混ぜ合わせた途端、さっきまで液体だったものが固まり始めてくるのを見て「なんで?」「固まってきたよ」「面白い」などと気づいたことを友だちと共有する姿も見られました。
出来上がったスライムをゆっくりケースから出して、触ったり・匂いを嗅いだりとじっくりと観察をする姿や、強く握って手にべっとりついてしまったり、丸くしてテーブルに置き時間が経つにつれて平らになっていくのを観察したりしていました。
他にも落としたり、転がしたりと様々な方法でどうなっているのか考える姿もありました。色々と試していく中で「こうしたらちぎれる」「こうしたら溶ける」「こうしたら元に戻る」など、自分たちで体験を通してたくさんのことを学ぶ姿が見られました。
混ぜ方や分量が多かったりすることで生まれる硬さの変化に気付き、友だちのと触り比べてみたり、少しちぎって友だちのと混ぜ合わせて「何色になるかな?」と予想して楽しんでいました。
子どもたちと一緒に実験をし、自分たちで考え、学んでいけるようにするのは難しく大変ですが、友だちと協力をしてゴールにたどり着いた方が達成感も喜びも倍になっていくので、子どもたちが主体的に取り組めるように関わっていきたいと思います。
子どもたちの自信に繋げていき、様々な場面で一人ひとりが自信を持って、何事にも取り組めるようにしていきたいです。
石川