木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

おててつ~な~ごっ♪(1歳児クラス・すくすく組編)

2023.07.10

4月からは新しいお友だちが増え、先輩となったすくすく組さんはここ数ヶ月の成長がとても著しいです!

先日、園庭で遊んでいる際に虫カゴを持ったAくんがアリを発見しました。「アリいた!」「アリさんいたね~。どこ行くのかな?」と聞いてみたら「おさんぽ!」と言いながらありの後ろ姿を目線で送っていました。指さしをして「見てぇ、アリ!!」と、アリが進んだ道を教えてくれたり、アリの巣を見つけてくれたりと、ワクワクした姿がとても可愛らしかったです。
しばらくすると近くに来たBくんに「アリ!!」と教えてあげていたAくん。2人並んで一緒に見ていました。
次はCちゃんが近くに寄りそい、2人に向かって「アリいたね!どこ行く~?」と、アリの歩く姿を見て、Bくんの手を引き始めました。するとそのままBくんはAくんの手を握り、3人で「おさんぽ♪」とニッコリ笑い合いながら園庭を歩き始めました。

つい最近までいちばん小さかったクラスの子どもたちが1つ上のクラスに進級し、お互い言葉を掛け合い、同じものを見て、次にコレをしよう(今回はアリさんと同じように私たちもおさんぽしよう!と手を取りあったこと)と、自分たちで行動に移し、遊び始めた場面を見て、とても嬉しくなりました。

実際は5分程度の内容ですが、この中で乳児期にとても大切な共感・手繋ぎを見ることが出来ました。
今回はアリに着目していたAくんがハッキリと言葉は出なくても指差しをして、アリさんへの興味をお友達や大人へ求めたり、「見て(知って)もらいたい」、「こうでしょ?」という仕草をしながら共感を求めていきます。

そして、「アリさんもお散歩しているから一緒に歩こうよ!」と、手を取りあった姿が印象的でした。
今現在もお散歩の目的地によってはサークル車に乗って出掛けていますが、歩行・手繋ぎが安定してきたので少しずつお友達と手を繋ぎ、子どもたちの歩く距離を延ばしています。
時には決まったお友達としか手を繋ぎたくないという気持ちが芽生えている子もおりますが、園内を移動するときには色々なお友達と手を繋ぐ機会を増やし、手を繋ぎながら遊ぶ遊びを増やす事でいつの間にか上手に誰とでも楽しく手を繋ぐことが出来るようになりました。

遊びの中でも自然と手を繋ぐようになった子どもたち。日々の触れ合いを楽しむわらべ歌やふれあい遊びを通したり、同じおもちゃで遊んだり、同じ景色を見たりと、関りが深まっていきます。
時には使いたいおもちゃが一緒でけんかになってしまうこともありますが、そのけんかも大切な関りで、保育士が仲立ちをしながら色々な関わりを経験させる中で子ども同士にも信頼関係ができてきた証拠です。

これからもたくさん関わり合い、笑顔の絶えない日々を過ごしながら、色々なお友だちとの共感を見つけていってほしいと思います!

豊田

top