木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

順番に食べてみよう!(給食編)

2023.09.04

5月の食育指導で、幼児組さんに「三角食べ」についてのお話をしました。

担任の先生方から、「子ども達がご飯だけ、おかずだけ食べる『ばっかり食べ』をしているので、『三角食べ』についてのお話をしてほしい」との声がありました。

実際に給食時に見学すると、お肉やお魚などのおかずだけ最初に食べてしまう子が・・・

また、他のおかずは食べたものの、お野菜だけ残ってしまっている子が・・・

最後に野菜だけ残ってしまうと、中々完食することが難しくなってしまう子もいます。

 

そんなとき、「三角食べ」の登場です。

「三角食べ」とは、ご飯を食べたら汁物、汁物を食べたらおかず・・・など、順番に食べる食べ方です。子ども達には、汁物から食べ始めても、おかずから食べ始めても良く、1つずつお皿をピカピカにするのではなく、どのお皿からも少しずつ食べていくことポイントとしてお話しました。では順番に食べることで、何が良いのでしょうか?

一つ目は、ご飯、汁物、おかず、野菜・・・と順番に食べることで、全ての食器がピカピカになります。「ばっかり食べ」をしていると、どうしても苦手な食べ物が最後に残り、「完食できなかった」となってしまいます。そんなとき、ご飯と汁物の間に苦手な野菜をほんの少しずつでも食べると・・・あら不思議!減らした野菜もいつの間にかなくなってしまいます。

二つ目は、ご飯と汁物、ご飯とおかず、汁物とおかず・・・など、組み合わせることで色々な味が楽しめます。食事指導した日の給食の時間に見学すると、「ごはんとおみそしるを

じゅんばんにたべてみた!」と教えてくれた子がいました。「どうだった?」と尋ねると、「おいしかった!」と嬉しそうに話してくれました。

 

とはいえ、急に言われても、子どもたちも中々できませんよね。こんな食べ方をすると、減らした苦手な食べ物も無理なく食べることができるよ、という1つの食べ方として捉えていただけるといいなと思います。

ご飯、汁物、苦手な野菜、お肉やお魚など順番に食べて、食べ終わるころにはすべてのお皿がピカピカになった子が増えると嬉しいです。給食を見学する際、私も「お野菜もちょっとずつ食べられる?食べたら全部のお皿がピカピカになるよ」など声掛けをしながら見守っていきたいです。

 

  

                        福本

 

 

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