気温の高い日が続いていましたが、ようやく過ごしやすい気候になりました。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・と、様々な楽しみがやってくる季節ですね。
すくすく組さんのお友達は、元気いっぱいで、食べることが大好き。時々おかわりを出しているのですが、いつも争奪戦のようです。どうしてもおかわりを出せない時、偶然すくすく組さんのクラスに見学に行くと、「おかわりはー？」と早速数人から声が。「ごめんね、今日はないんだ」と伝えると、「おかわりほしい…」ととても悲しそうな声で言われてしまいました…。
そんなすくすく組さんのお友達の、給食に関するエピソードを2つお話しします。
ある日の午後おやつは、コーンフレーククッキーでした。クッキー生地にコーンフレークと干しぶどうを混ぜ込んだおやつで、子ども達に人気のおやつです。みんな食べているかな、と様子を見に行くと、Aくんから「この黒いのなーにー？」と質問が。どうやらクッキーに入れた干しぶどうが気になるけど、何かまでは分からなかったようです。「黒いのは干しぶどうだよ。ママに教えてあげて」と言うと、「うん！」と元気な声が返ってきました。帰りにちょうどその子のお迎え。Aくんは掲示してある給食のサンプルを見て、「みてみて！クッキーのくろいのぶどうなんだよ！」とママに教えてあげていました。私が話した内容を覚えてくれていて嬉しかったです。
Bちゃんは、食べるのが大好き。見学に行くと、スプーンを上手に使って食べている姿を目にします。BちゃんとBちゃんのママに会いました。するとママが、「この間給食で出たツナトーストに入っていたツナを、お魚だって分かっているみたいです」と教えてくださいました！どうやら、ツナを食べた時、お魚の味がすることから、ツナがお魚からできていると思ったそうです。
定期的に見学に行くことで、子ども達の中には、私が給食を作る人だと認識してくれているようで驚いています。子ども達の中には、保育士さんが「給食さん」と呼ぶのを真似して、「給食さん」と読んでくれる子も！
見学時、子ども達の「これなにー？」という疑問に答えたり、私から「今日のおやつに〇〇が入っているよ」と教えたりしています。そのことが、子ども達が食への関心を持つきっかけになっているようでとても嬉しいです。また、保育園でお友達と一緒に食べることで、子ども達は食べる楽しさを日々学んでいます。
家では中々食べられない食べ物も、保育園ではお友達が食べているのを見て、一口食べてみると…あら不思議。意外と食べられることに気づきます。そうやって、少しずつ食べられる食材が増えていくと嬉しいです。これからも、食事の大切さ、友達と一緒に食べることの楽しさを知って欲しいです。そのために、クラスに見学に行ったり、子ども達とお話したりして、日々の成長を見守っていきたいと思います。
栄養士 福本
