たくさんの行事が入っているこの時期ですが、できることがどんどん増えている子どもたちの成長に毎日驚かされています。言葉もたくさん話すようになってきており、友達との関わりも増えてきています。
ある日の朝の出来事です。朝おやつの牛乳の準備ができるまでの間に子どもたちは、線路を出して電車で遊んでいる子どもやブロックで車を作っている子、絵本を読んでいる子など好きな遊びで遊んでいました。
子どもたちはおままごとも大好きでこの日の朝もおままごとは多くの子どもたちが遊んでいました。
すくすく組のAちゃんがおままごとでお皿にたくさんの食べ物を詰めて遊んでいました。そこに、Bくんがきて、Aちゃんが使っていたお皿を指さして「かーしーて!」と言っていました。いつもAちゃんは自分が使っているときは、「だーめーよ!」や「待っててね」と言っていましたが、その時は「どうじょ!」と言って渡していました。
私は驚き、おもわず、Aちゃんにか「今、Aちゃんが使ってたんじゃないの?」と聞いてみました。するとAちゃんは「使ってたけどBくんが持ってなかったから。Aはいっぱい持ってる」と答えました。『自分がたくさん持っているから』とお友達に貸してあげることができるすくすくさんに驚きました。
また別の日の朝、この日もAちゃんはおままごとで遊んでいました。すると、そこによちよち組のCちゃんとDちゃんがやってきました。CちゃんはAちゃんが使っているお鍋のおもちゃを使いたそうに見ているとAちゃんは「ちゅかいたいの?どうじょ!」と渡してあげていました。Cちゃんはお鍋をAちゃんから渡してもらうと嬉しそうに遊んでいました。DちゃんもAちゃんが使っている赤いお皿を使いたそうに見ていました。その様子に気づいたAちゃんは「ちゅかいたいの?でも、今はAがちゅかってるから…」と少し考えた後、「じゃ、一緒にちゅかお!」とDちゃんも使えるように真ん中に持ってきて一緒に使って遊んでいました。他のお皿を渡すのではなく、一緒に使うという選択をするすくすくさんに驚きました。
この時期の子どもは、一人で遊んでる、一人遊びや仲間が遊んでいる様子を見ている、傍観という発達が見られます。
そんな中、一緒に遊ぶという様子を見られることに私は嬉しく思いました。
もうすぐるんるんさんになるすくすくさん。
これからどのよう関わりが見られるのか楽しみです。
井口