木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

一緒にやってみよう!(2歳児クラス・るんるん組)

2023.12.19

るんるん組では、最近新しく取り入れた遊びがあります。「マグネットボード遊び」です。
マグネットボードに、三角や四角、丸などさまざまな形のあるソフトブロックを貼り付けて遊びます。
最初は三角と四角を組み合わせてお家を作ってみたり、丸と三角でアイスクリームができたりと、形遊びをして楽しむ姿が見られました。
形遊びに慣れてきたところで、保育士が、ソフトブロックを使って道を作り、その上をピンポン玉で転がす姿を見せました。すると、興味津々の子どもたちは、試行錯誤をしながらソフトブロックを配置して道を作り始めました。
ある日の午前中も、マグネットボード遊びをしていました。A君はマグネットボード遊びに関心があり、この日もせっせと道作りをしていました。しかし、何度か転がしてみても、あまりうまく転がらず困った様子のA君。

そんなA君の様子を、B君が見ていました。保育士はあえて何も言わず、その場を見守ってみます。するとB君が、「もっと下じゃない?」と声をかけてくれました。A君はB君のアイデアを取り入れて、ソフトブロックの位置を少し下にずらし、転がしてみると…コロコロコロと先ほどより長く転がりました!顔を見合わせて、「できたね!!」と喜び合うA君とB君。それから2人は意気投合し、一緒になって道作りを始めました。2人で一緒に考えることで、アイデアも2倍!次々と面白いアイデアが浮かび上がり、とても楽しそうな声が聞こえてきました。

しばらくすると、なんと2つの隣り合ったボードを橋渡しするように、ソフトブロックをつけはじめました。このアイデアにはとても驚きました…!保育士が「すごいね!誰が考えたの?」と聞くと、2人揃って「〇〇君と一緒にやったんだよ!」と、満面の笑顔で答えてくれました。
A君の気持ちを、表情や行動から汲み取って、声をかけたB君。その一言がA君とB君の絆を深めるきっかけになりました。子どもは大人が思っているよりも、周りの様子をよく見ています。

大人と子どもだけでなく、子ども同士のコミュニティがだんだんと広がっていく2歳児クラス。時には大人が一歩引いたところに立ち、子ども同士のコミュニケーションの機会を大切にしていきたいですね。子どもたちが一緒になって悩み、考えることのできる環境を整えて、これからもるんるん組のみんなの成長を見守っていきたいと思います!

早川

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