木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

試行錯誤のその先(3,4,5歳児クラス・幼児組)

2024.06.18

昨年度の幼児組へのクリスマスプレゼントでもらったアクリルのカラーパズル。

三角形、四角形、五角形、六角形の4種類があり、それらを組み合わせて様々な形を作り出すことができます。ただ、各パーツをしっかりはめるにはコツがあり、どきどき組、うきうき組の子どもたちはこのコツがなかなかつかめず、はめることに苦戦し、うまく組み立てられませんでした。

さらに、どのような形を作ろうかイメージが浮かばない様子でした。そのようななか、大人が側で、立方体や三角錐、四角錐を作ってみると同じようにパズルをはめていこうとし始めました。どのような形を作るかは大人の作ったそれを見てイメージできたようなのですが、はめるコツがなかなかつかめない様子で、ぎこちない動きで頑張りながら作っていました。

次の日、大人も楽しくなってしまい、5角形と6角形を組み合わせてサッカーボールのような球体や三角形だけで球体のようなものを作りました。すると、『貸して、貸して』とそれらを手に取り転がしたりして遊び始めました。

わたしとしては、大人が作ったもので遊びながら、どのような組み合わせで出来ているのか、見てもらえればという気持ちで渡しました。子どもですから、力の加減もまだうまく出来ず、転がしているうちに壊れてしまいました。幸い全壊ではなかったため、部分的に修復することで、再度遊ぶことができました。

また別の日、今度は子どもだけで、三角形の球体を作りそれらを組み合わせて、びっくり箱のような作品を作ったり、大きなサッカーボールのような球体を作り上げていました。作りはじめに、『手伝って』と声をかけられ、2.3ピースほど一緒にくっつけたものの、ほぼほぼ、自分たちで作り上げました。さらに、それらに懐中電灯の光を当てて、懐中電灯の光の色が変わることや色と色が混ざり、『この色とこの色とは〇〇色になる』と発見もしていました。

大人がしている事を真似してみて、自分たちなりにアレンジ、工夫してさらに大人が作ったよりもいい作品を作り、それを使って遊びをまた見つける。まさに遊びの天才!!と思えるエピソードでした。

 

 

 

中平

 

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