木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

言葉と言葉のつながり 2歳児クラス・るんるん組

2024.08.22

今年度もあっという間に半分が過ぎました。2月に移行して過ごし始めた2階のお部屋もあと半年と、子どもたちと過ごす日々は目まぐるしく過ぎていきます。

クラスのほとんどが3歳になったるんるん組。子どもたちの遊びの中にもルールが存在しはじめ、机上のおもちゃもどんどんレベルアップしていきます。

そして、るんるん組は何よりもお友だち、先生とのおしゃべりが大好きです!

 

「お休み何してた?」

「電車に乗って〇〇に行ったよ」

「何線に乗ったの?」

「××線から△△線に乗り換えたよ」

上記の会話は、職員と子どもの会話ではなく子ども同士の会話です。

もちろん、話をよく聞いていると新幹線に乗って隣の駅に行ったり、最寄りの路線を使って北海道に行ったり、水族館に行ったよ!と聞いていた話も、保護者の方からは「ええ~言ってないけどな…」なんてこともあります。

「〇〇くんも××線乗ったことあるよ!」

「わたしもお休みに電車乗ったんだー!」

友だちが話すことに対して大きなリアクションで共感していく周りの子と、それを聞いて嬉しそうに「いっしょだね」と笑う子の姿を見て、子どもたちの世界の純粋さを実感しました。

大人が聞けば、つい「その路線じゃそこに行けないなぁ~」と思ってしまいますよね。それ自体は穿った視点ではなくごく普通の考え方なのですが、子どもたちの世界では大人の「普通」は存在しません。

飛行機で公園に行ったっていいし、自転車で北海道にも行けます。

さらに、話し、周りから共感を得ることでそれは一種の成功体験になります。保育園ではお休みの話、おうちでは保育園で起こった出来事を話したり、先生がこんなことしてたんだ、と共有し、子どもたちのお家、保育園と別々だった世界が合体していきます。こうして少しずつ子どもたちの世界が広がっていくのだなと感じました。

少し憂鬱な休み明けも、お部屋に入れば「先生!あのね、お休みにね、」と子どもたちがキラキラした笑顔で話しかけてくれます。その話を聞きながら、想像し、子どもたちの世界に浸ってみたいと思います。

平塚

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