9月のある日のこと、お部屋でおままごとをして遊んでいたるんるん組の数人のお友だち。
すると、おもちゃ用のバスタオルや風呂敷などを床に広げ始めました。
以前からチェーンリングや食べ物のおもちゃをお弁当箱に入れてピクニックごっこをしたり、赤ちゃんの人形やぬいぐるみにタオルを掛けてお母さんごっこを楽しんでいました。
今回は何遊びかな?と見守っていると積み木や車のおもちゃを持ってきながら「お月見だよ〜」「お団子持ってこなきゃ」と子どもたちの会話が聞こえてきました。
思い返してみると…
その日の朝の会に『おつきみおばけ』を読んでいたり先月にはお月見の制作をしていました。
そのような経験から言葉や存在を知り遊びの中に組み入れていたのではないかと思います。
目の前の物だけでなく記憶にあるものも真似できるようになり、イメージしたものを他のもので見立てたりお友だちと役を決めて楽しむ姿が見られるようになってきました。
ごっこ遊びの最中の会話も「仕事いくね〜」「ご飯食べましょうね〜」など具体的な内容となってきていたり話し方が大人ぽくなってきました。他にも絵本をパソコンのように開いてカタカタ指を動かしたり名前の書かれたファイルを持ってお手伝い保育に来る幼児組の真似をパズルのファイルを持ってしたり自分たちで見立て遊びを楽しんでいます。
大人や周りの子どもたちの行動や姿をよく観察して他のもので表現していく子どもたちの想像力や柔軟な発想力にはいつも驚かされてばかりです。
これからも色々な発見をして遊びの中へ取り入れていけるようたくさんの経験する場を作ってあげれたらと思います。
根岸