木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

繋がる!!子どもパワー★(0歳児・よちよち組 1歳児・すくすく組 4歳児・どきどき組 5歳児・うきうき組編)

2025.04.04

4月になり、木月ほほえみ保育園も令和7年度が始まりました。
1日に入園式を行い、2日からいよいよ慣れ保育がスタート!!
保育園は新しい環境に一歩踏み出した子どもたちの、元気な泣き声に包まれています。

パパやママ以外の大人と、初めての環境で過ごす子どもたち。不安な気持ちでいっぱいでしょう。
初めての場所に大号泣のよちよち組のお友だち。
私たち保育士はたくさん話しかけ、抱っこし、好きな遊びを見つけ、子どもが安心出来るよう、少しずつ信頼関係を作り上げていっています。

「お手伝い保育にきました!!」
そんな中、幼児組のお友だちがお手伝い保育に来てくれました。

「保育園が初めてで泣いてる赤ちゃんいっぱいいるから、遊んであげてね」
「うん!」
幼児組のお友だちがよちよちさんの前に行くと、じーっと見ています。
どきどき組のAくんがオモチャを触って、よちよちさんの前で遊んでいると、さっきまでの大号泣はどこへやら。ピタッと泣き止み、Aくんの様子を観察しているようです。
特に大きな声を出したり、オーバーリアクションで気をひいたわけでもないのに、一瞬にして興味がAくんへ。
一緒に来ていたうきうき組のBちゃんと共に、近くで遊んでいるだけで、よちよちさんがこんなに落ち着くなんて!!
子どもパワーにビックリです★

同じくお手伝い保育に来てくれていたうきうき組のCくん。すくすく組のお友だちが朝おやつの牛乳を飲むための手洗いを手伝ってくれていました。
そんな中、すくすく組のDくんが穴落としで遊ぶのに夢中でした。
Cくんは手洗いに誘っていましたが、Dくんはなかなか立とうとしません。Cくんはどうするのかな??と見ていると、穴落としがしやすいようにそっと援助しています。
Dくんは全部入れ終えると、Cくんと一緒に手洗いに向かっていました。
きっと途中で止められることなく、最後まで穴落としで遊べたことで満足したのでしょう。CくんがDくんのやりたい気持ちを汲み取ってくれたことがわかる、関わり方でした。

木月ほほえみ保育園では、幼児組のお友だちが乳児組のお部屋へ「お手伝い」に来てくれています。
「お手伝い」というと、手洗いを手伝ってくれたり、靴を履かせてくれたり…といったものを思い浮かべると思いますが、ほほえみ保育園でいう「お手伝い」はそれだけではありません。
小さいお友だちの隣でオモチャで遊ぶだけでも立派な「お手伝い」。
その姿を見て、小さいお友だちが遊び方を知ったり、お兄さんお姉さんの様子を観察したりと学ぶこともたくさんあるからです。
0歳児のよちよち組と5歳児のうきうき組。5歳差のお友だちが関われる環境があるのが保育園の良いところだと思います。

給食の時間が近付き、幼児さんがお部屋に戻る時間。
「すごく助かったよ!また明日も来てね!!」
そう伝えるとBくんが
「Bくんも?!Bくんも来て良いの??」そう聞きました。
「もちろんだよ。Bくんのおかげでよちよちさんが遊んでくれて助かったよ」
そう言うと
「そっか!」とうれしそうに笑っていました。

関わり方を学ぶだけでなく、自信や自己肯定感を育むことも出来るのが「お手伝い保育」の良いところだな、と改めて感じました。

何年か前はお兄さんお姉さんの様子を観察し、一緒に遊んでもらっていた子どもたちも、今はお手伝い保育に来てくれるようになり、日々の保育が繋がっているのを感じます。

今年はどんな関わりが見れるのでしょう。
今年1年また楽しみながら保育をしていきたいです。

早野

top