木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

お友だちとの関わり(1歳児クラス・すくすく組編)

2025.04.18

移行が始まったと思ったらあっという間に新年度。子どもたちは新しいクラスにワクワクしています。
私は、様々なクラスへとお手伝いに行かせて頂くことが多いのですが、2階のお部屋へと移行した1歳児クラスの子どもたちの1年間の成長を著しく感じます。
靴下や靴が履けず、もどかしい気持ちになり、手伝ってもらう事が多かった子も、今ではササッと一人で履けるようになったり、ズボンの上げ下げがうまく出来ず、トイレの時間が苦手になってしまっていた子も、上手に脱ぎ着や上げ下げが出来るようになって、ササッとトイレを済ませるようになったりと、出来なかったことが出来るようになり、とても嬉しそうな顔をしている子どもたちの姿が日々増えています。

自分自身の生活習慣が今まで以上に身に付いてきた子どもたちですが、移行後の遊びの中でも成長が見られた様に思います。

ある日、AくんとBくんが室内遊びの中で電車の玩具を持ち、今までは平行遊び(同じ場所で同じおもちゃを持っているものの、それぞれが違うことをしている状態)をしばらくしていました。
個人個人でそれぞれが楽しんでしていましたが、Aくんが線路を繋げていると、Bくんがスーッと横に近付き、Aくんの線路を見ながら「せんろ!せんろ!!」と言いながらしばらくAくんが並べているのを見ていましたが、ちょっと離れたなと思ったあとすぐに、新しい線路のパーツを持ってきて、Aくんに渡してくれました。その部品をAくんに渡した後は、2人で線路を繋ぎ合わせたり、電車を連結したりと遊び始めていました。

お互いに「入れて」「いいよ」などの言葉掛けが無くても、同じ玩具で遊んでいるというきっかけから、一緒に遊び始めることができました。
今回は線路がメインでしたが、遊び始めた後は電車を連結させる姿も見られ、顔を見合わせてほほえみあっていました。

1歳児のお友だちとの関わりは、保育者や同じ部屋で生活している友だちに親しみを感じるようになり、一人遊びから平行遊びへの移行が見られ、その中で物をやり取りしたり、取り合ったりするなど友だちとの関わりが生まれてきます。
2歳児の関わりは、お友だちの存在を意識し始める時期で、自分以外の人や物への興味が深まり、見様見真似で同じ玩具で遊び始めたたり、そばにいる友達や友達の持つおもちゃが気になり始めると、一緒になって同じ遊びをしていくなど、友だち関係に変化があらわれていきます。

確かにまだ、自分の気持ちが優先してしまい、手が出てしまうこと、玩具を投げてしまうことなども多いと思いますが、着実に子どもたちは一歩一歩を進んでいます。

新しい年度へ切り替わり、一つ上の学年になりました。子どもたちの成長を一緒に見守り続けながら、私たちも一緒に、成長し続けていきたいですね♪

豊田

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