木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

 「お兄ちゃん、お姉ちゃんになる一歩」(りす組編)

2013.04.08

   先日、他クラスとの合同保育があった時に、言葉の面や、気持ちの面で大きく成長したと感じた出来事がありました。
他クラスのお友達が部屋にあるものを色々触っていました。すると、りす組の一人の男の子がソロソロと近づいていき、「おもちゃ触っちゃだめだよ」と一言教えてあげました。すると、触っていた物を元の場所に戻して、その子は元いた場所に戻ってきました。

   昨年度、あひる組さんの時には、一緒におもちゃを触ってしまう姿がよく見られていました。他にも、お友達の玩具と自分の玩具という区別がなく、自分が使いたいがために、勝手に持って行ってしまったり、無理やりにでも持っていこうとしたりする姿も見られていました。

    しかし、最近は、「○○ちゃんが使っているもの」という認識をし、「『貸して』と言うんだよ!」と勝手に持って行こうとしているお友達に教えてあげたりする姿も見られます。

 だんだんと自我が芽生えるこの時期は自分のものということが少しずつ分かってくるので、自分と他人の区別がつくようになります。その過程で“自分はお兄さん”と言う認識から自然と「触っちゃだめだよ」という言葉が出てきたのでした。

 自我の芽生え、発達に伴いお兄さんお姉さんという意識や、自分と他人との違いなどお友達に対しての意識が変化していきます。その影響でお友達との関わり方などが最近とても上手になってきています。今後も益々お友達と遊ぶことも関わることも上手になっていくことを期待していきたいと思います。

一  柳

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