子どもたちの中で生活をしていると、一人ひとりの性格の違いがよく見える気がします。
先日幼児組さんがお帰りの会をしているところでこんな風景を見かけました。それは、ホールに入るまでは歩いていた子どもが、ホールに入った途端に走り出しクルクル回りながら自分の場所を探しながらお友達に声をかけていました。このように、ホールでたくさんの人が集まるとついつい興奮してしまい走り回ったり、お友達に見てもらいたくなってしまう子。静かな場所で普段しないことを緊張してしまうことにより、ソワソワしてしまい大きな声を出してしまう子。これらは、大人でもありますよね。もちろん大人は基本的には自身で落ち着きを保ち、緊張を抑えようとします。
でも子どもたちは、自分自身で気持ちを落ち着かせるなんてことは難しいと思います。それはわかっているけども、ついつい怒ってしまったり、大声をあげてしまったりして後悔してしまうこともありますよね。
そんな時は、子ども自身を受け入れてあげることが一番。子どもは大人にたくさん伝えたいことがあります。それらをまずは「○○ちゃん、どうしたの?」「○○くんは~~したかったんだね」などしっかりと聞いてあげることが大切です。そこから、気持ちが盛り上がった時の整理の仕方を少しずつ伝えていくことがよいと思います。
やっぱり、子どもに話を聞いてもらうためには、子どもの話に耳を傾けてあげることが大切ですよね。そして、子どもの話す話で大人は盛り上がりたいですね。
蛭崎 晶弘