木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

初めての水遊び!(ひよこ組編)

2013.08.25

 暑い日が続いていますね。7月中旬のプール開きから約1ヶ月…ひよこ組では、天候不良や体調不良の為、水遊びが出来ない日が多かったのですが、8月に入ってから少しずつ水遊びを楽しめるようになりました。
 水遊びと言っても、幼児組のように冷たいプールではなく、ひよこ組は38度くらいの温かいお湯で水遊びをしています。プールというよりは、露天風呂に近いイメージでしょうか?そんな初めての水遊び!初めてとは思えないほど、水面をバチャバチャ叩いて顔に水がかかってもへっちゃらな子もいれば、お家のお風呂とは違って、野外だし…大好きなパパママもいないし…と、泣いてしまう子もいます。
でも泣いている子も、周りのお友達や保育士がキャーキャー笑顔で遊んだり、保育士がゆったり寄り添っていると…!周りをじーっと見ていたと思ったら、さっきの泣き顔は、どこにいったのかな?とビックリするくらい、元気に遊び始めています。子ども集団の持つ力は、赤ちゃんだってスゴイですね!

 先日、こんなことがありました。タライに水を入れて、保育士手作りのペットボトルじょうろで遊んでいたひよこ組のお友達。ほとんどの子が、タライの中に水を入れて遊んでいたのですが、タライの外をペチペチ叩いているお友達が居ました。よく見ると、タライから零れた水を叩くことに夢中になっています。一見無意味な遊びに見えますが、なんでこんな風に水飛沫が上がるのかな?なんで、こんな感触なんだろう?と考えて楽しんでいるようです。(もっと違うことを考えていたかもしれませんが…)興味を持ち、考えて行動。そして反応を楽しむ!子どもにとっては遊びは、実験なのですね。
そして、こんな風に沢山の水遊びを通して水と仲良くなった子どもは、水への恐怖感がなくなり、幼児組の頃には自ら水への挑戦を始めて自然に泳げるようになるそうですよ。

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 さてさて。水遊びって、他にもどんな力があると思いますか?水には繰り返しが効く性質と、柔らかな感触、どんな風にも形が変えられる性質があり、子どもを落ち着かせる効果があります。逆に、特別な熟練を必要とせず、特に達すべき目的を持たないこと。柔らかな楽しい感覚的性質は、安心感と心地良い刺激を与える効果もあります。こういった多くの価値を持つ水遊びは、子どもの感覚や感情の発達に必要な経験と喜びを与えてくれます。また水の柔軟性が、実験や探求の機会を与えてくれることで、知的発達にも役立ちます。夏のプール遊びだけでなく、シャボン玉や、洗濯ごっこ、掃除ごっこなど、少し水を使う遊びでも、これらを充分経験出来るそうです。

 水遊びは、ただ涼をとるだけでなく、実はとても大切な遊びであり、経験なのですね。お家でも水遊びをすると、濡れたり汚れたりしてしまいますが、時間のある時は、危険のない限り自由に遊ばせてあげられると良いですね。

中澤 明日香

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