木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「いいこいいこ」(ひよこ組編)

2013.09.23

最近のひよこぐみさんはお友だちとの関わりがだいぶ増えてきました。ある日お部屋で転んで泣いている子がいました。近くにいたAくんが保育士に指さしをして泣いているよと教えてくれています。保育士が「泣いてるね?いいこ、いいこしてあげて」と言うとAくんはその子の近くにいき゛いいこ、いいこ″して顔を覗き込んでいます。保育士が「ありがとう」とAくんの頭を撫でると、とても嬉しそうな表情のAくん。またある日今度は寂しくて泣き出してしまった子に対してもAくんは自ら頭を撫でにいっていました。その様子を見ていてこちらもとても優しい気持ちになり、保育士の普段の姿を見て習得しているのだなと感じました。後日、Aくんの姿を見ていたのか、ふとBくんも泣いている子を見つけ“いいこいいこ”していました!大人の真似をする姿と友だちを通して真似する姿を垣間見ることが出来ました☆  この子どもたちが行った模倣とは言葉の発達や物事を覚えていく課程でとても重要なことです。言葉の発達においても、1歳半頃の言葉が活発に出始める頃には一つ一つ言われた言葉をまねをするオウム返しなどの繰り返しが多くなるものです。人とあいさつをかわすことも同じことをしてみせるのはコミュニケーションの入門編と言われています。コミュニケーションの第一歩を大事に保育していきたいと思いました。

西山 梨絵

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