木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「カプラ名人現る?!」(りす組編)

2013.12.08

 最近りす組の間では手先の遊びが好きなお友達が増えてきました。その中の一つにカプラという積み木があります。カプラはあひる組の移行時すでにあったのですが、当時はまだ並べる・積むということしか出来ませんでした。ですが、最近では組み立てるということが出来るようになってきました。先日も「一緒にカプラやろう!」と誘ってくれた男の子がいました。最初、一緒に図1のようなものを作っていたのですが、途中その子が隣でまた同じような物を作り始めました。

 図1

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    「僕が作ったのと、翔先生のをくっつけよう!」と言ってその子が作った図1と、僕が作ったものをつなげて組み立て始めました。幼児組ではそういう遊び方をしている子はたくさんいましたが、幼児組へ遊びに行ったときに見たのか、当番で遊びに来てくれたぞう組さんが教えてくれたのかは定かではありませんが、りす組では初めての光景でした。そうこうしている間に私の作っていたものに他の子が数名加わりました。思い思いに組み立てるので私の作ったものは不安定になっていき、私がカプラを置いた瞬間、壊れてしまい、その子の組み立てたものも一部壊れてしまいました。「しまった、泣いちゃうかな?」と思いすぐに謝ったのですが、「しょうがないなぁ、もう一回作ろう!」と、自ら作ったものを壊して片付け始めました。

 子どもは遊びを通して様々なことを学びます。僕が何気なく一緒にカプラを組み立てていても、子どもたちは壊れないような組み立て方や、難しい組み立て方をその時に学んでいます。また、この頃の子どもたちは指先も動くようになり、複雑な組み立て方にも挑戦することが可能になりました。そのことにより、表現の幅も広がりました。子どもたちは、生活の一瞬一瞬で様々なことを学んでいるということを改めて実感することが出来ました。

一柳 翔平

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