木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ぼくだってお兄さん!」(あひる組編)

2014.03.16

 移行も落ち着き、ぞう組さんによるお手伝い保育の再開です。
 午睡明けにガラリとドアがあき「お手伝いでーす!!!」と声がするとみんなお兄さんお姉さんに大注目!まだ寝ぼけまなこのお友達もぞう組さんがせっせと布団を運ぶ姿に目を奪われていました(〇 艸 〇)
 ある日、いつも遅くまで寝ているA君がぱっちりと目を覚ますと、布団から立ち上がり、自分の布団をたたんで持ち上げようとしたのです!!普段は保育士から「布団片付ける時間だよー」「おやつはじまっちゃうよー」と声を掛けられながら渋々起きてくるA君。この日はとても輝いていました☆重そうに布団を運ぼうとしているのを保育士が少し手伝い布団棚まで持っていくと『さぁ次!』といわんばかりの表情でお友達の布団の片付けも手伝ってくれました。その姿はいつかのぞう組さんのようでした♪担任から「すごいね!」「かっこいい☆」「ありがとう♪」「えらいねぇ!」とつぎからつぎへと話し掛けられ照れたのか、おどけた顔を見せながら嬉しそうに着替えはじめていました(*^-^*)
 異年齢のこどもたちが一緒に過ごすことで、年上の子に対する憧れの気持ちや年下の子への優しさが芽生えてきます。その感情や気持ちが良い行動へとつながり、褒められることでこどもたちは達成感や満足感を得ることができます。そして、自分も『大きな集団を支える大切な一人なのだ』と存在意義を見出だし自分のためだけでなく人のために行動できる優しさが備わっていくのだと思います。そんな優しさの芽。水をあげすぎず、だけど枯らさないようにわたしたちは大切に育てていきたいですね。

 

小林身佳子

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