木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「自信を持って、はじめのい~っぽ!」(幼児組編)

2014.04.01

  園庭の桜も少しずつ蕾を開かせ、綺麗な花を咲かせています。一年間は長いようで短く、あっという間に過ぎてしまいますね。
  三月は年度の変わり目の月です。一年前、今より一つ下のクラスだった子どもたちが、すっかりお兄さんお姉さんになったと感じられる季節です。一年前は出来なかったことが今では簡単に出来るようになっていたり、苦手な事が得意になっている子もいます。鉄棒にぶら下がっているのが楽しいと言っていたのに今では前回りが得意になっている子。友だちと喧嘩をしてしまっても、話し合いで解決しようとしている子。喧嘩をしている友だちの間に入って互いの意見をまとめようとしている子。服の組み合わせを考えて両手に服を持ち悩んでる子。外で転んでしまったので近くに行くと泣きそうな顔なのに、無理矢理笑顔を作って我慢し、涙を見られるのを恥ずかしがる子。個人差はありますが、みんな素敵に成長していますね!
   幼児組では先日、各クラスで進級祝い会を行いました。クラス毎にクッキー作りやゲーム、一年間の思い出や来年の抱負の発表など内容は様々でしたが、楽しく取り組む様子や、少し緊張している姿が見られました。どんなお兄さんお姉さんになりたいかのインタビューでは、『お山座り(体操座り)が上手なお兄さんになりたいです!』や、『小さい子に優しく教えてあげるお姉さんになります!』、『友だちと楽しく遊べるお兄さんになりたい。』など、明確なイメージを持っている子も多く、友だちに発表することで、みんなで進級するんだという一体感が生まれ、進級することをより意識する姿が見られました。その他にも、一年間を通して様々な行事に取り組み、少しずつ自信をつけている姿を見てきました。その少しずつの自信が、大きな自信になり、次のクラスへの進級の不安も楽しめているのだと感じられます。
   例年の様子を見てみると年中児は年長になると、進級し自信を持つことで日々の生活の中でも自分が出来ることを小さいクラスの友だちに教えてあげようと、自発的に関わろうとする姿がみられます。行事の取り組みかたも子どもたちが自分の目標を持って取り組むようになり、今まで以上に意欲的に参加します。それを見た年中、年少組が頑張ろうと真似をし、日々の生活や行事を通して少しずつ自信をつけて成長している姿が見られます。
   新年度がどんな一年間になるのか、子どもたちがどんな成長をするのか、今から楽しみですね!!

鈴木 辰徳

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