寒い日が続いていますが皆様元気でお過ごしでしょうか?木月保育園の幼児組では園庭で伝承遊びやわらべ歌を楽しむ子が多く季節ならではの遊びを満喫している姿が見られます!
先月行われた生活発表会では、劇、合奏、リトミックに取り組んだ子どもたち。日頃の表現遊びの中でも意欲的に取り組んでいました。自分がやりたいものを選ぶので、異年齢のグループとなりましたが、ぞう組さんがうさぎ組さんに、時には優しく、時には厳しく教えてあげている場面も多々ありました。そのやり取りを見ていたきりん組さんも、うさぎ組さんに優しく教えてあげようとしたりと、微笑ましい姿が見られました。
これは、生活発表会の後にあった話です。
コーナーでケンカをしているうさぎ組さんがいました。お互い、なかなか主張が通らずに解決できなかったので、間に入ろうとすると近くで遊んでいたぞう組さんが一緒に遊んでいた友だちに『ちょっと行ってくるね』と言って、自分がしていた遊びを中断しケンカをしているうさぎ組さんたちの元に向かいました。その姿の頼もしさと来たらもう・・・。その場では解決出来ないと判断したぞう組さんはうさぎ組さんたちをピーステーブルに行くことを勧めていたので、先回りをしてピーステーブルの近くで話を聞いていると、二人の話をしっかりと聞き、話をまとめているぞう組さん。すぐに落ち着いたうさぎ組の二人は納得をし、仲良く遊びに戻って行きました。ぞう組さんにありがとうと言うと、まあ当然という表情で遊びに戻って行きました。
大人の出番全くなし!!と言うほどぞう組さんが上手く間に入ってくれました。今まではこのような場面で少し自信が無いように見られていましたが、自信をもって話をする姿がありました。これは、生活発表会のグループ活動で特に成長した部分だと思います。自分より小さな子に優しく教えてあげること、優しく関わることを経験したことで、自信が芽生えたのだと考えられます。また、金曜日のお道具箱整理の時にもぞう組さんやきりん組さんが、うさぎ組さんに教えてあげたりと、年下の子との関わりに自信が見られるようになりました。その自信は日々の自信にもつながり、お当番やお手伝いだけでなく、自由遊びの中で上手くいかないことや、友だちとケンカをしてしまったなど困ったことがあっても、自力で解決する姿が増えています。
生活発表会という大きな行事を乗り越え、また一つ成長し自信をもった子どもたち、今後の成長にますます目が離せなくなりますね!
鈴木辰徳