木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「地域の中で」(3・4・5歳児幼児組編)

2015.05.30

先日、自由遊びをしている机の上で子どもが描いた地図を見つけました。

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今年、幼児組では地域交流の一環として地域探検をして、見つけたものを子どもたちと確認したり、地域の人との交流を持ったりそれと同時に、自分たちだけの地図作りをしています。
今まで散歩は、公園へ行く事が目的で遊具で遊んだり鬼ごっこ等をしていました。しかし、今年は4月の散歩から際に公園に行くまでの間、お店や建物を見つけ地図に書き込んでいます。平和公園まで散歩に行った時も、始めのうちは保育士が「こんな所にも公園があったね」「公園には何があるかな?」とやりとりをしていましたが、段々と「小杉タワーが見えた」とA君が教えでくれました。B君も「森だ」と言って竹が沢山生えている場所を見つけてくれました。大人では気付かない発見や発想にも驚かされました。
また、建物や目印だけでなく近所の方も子どもたちを見かけると話し掛けてくれて、庭にある花の名前やいつ花が咲くのかを教えてくれました。「咲いたら見においで」と声を掛けられて子どもたちも嬉しそうでした。
都市化が進み社会が複雑になり、社会の分業化が進むにつれて人々の意志疎通が困難になってきています。このような時代だからこそ散歩をしたり、地域の方と接する事で自分たちが住んでいる周りに何があるのか興味を持ったり、保育園という場所を通して地域の様々な関わりを増やしていき、地域ぐるみのお付き合いが増えていきます。地域の方とつながる事で、困っていたら助け合い、成長を喜んで温かく見守ってくれる存在がいてくれる事は子どもたちにとっても幸せな事だと思います。
地域を大切にして育った子どもたちが将来地域の担い手にってくれたらいいなと思っています。

中川智香子

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