木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「絵本大好き ひよこ組♪」(0歳児ひよこ組編)

2015.12.19

 ひよこ組のお友達は絵本を読んでもらうのが大好きで、読みたい絵本を職員に持ってきたり、指を指して“読んで!”とアピールをしています。絵本の前には「おーはーなーしおーはーなーしーパチパチパチパチうれしいおーはなし♪楽しいおーなはし♪しーっしーっしーっ♪しーずーかーにききましょう♪」と、手遊びをして子ども達の気持ちを向けてから読むようにしています。その手遊びが聞こえると、今まで他の遊びをしていたお友だちも、職員の前に集まり、口元に指を当てて「しーっ(静かに)」のポーズをして座ります♪読み始めると、5~8冊は平気で見続ける子ども達の集中力は驚きです!
 先日行われた生活発表会では、上記のような姿を保護者の方に見てもらいたく、ひよこ組は「ひよこ組のある1日」と題して、絵本の読み聞かせや、朝の会をしました!始めの頃は、まだ絵本に興味のない子も多く、2・3人しか座っていないこともありましたが、今では、ほとんどの子が集まり、みんなで絵本を楽しんでいます♪日頃、空いた時間や、ご飯の前の時間に、絵本を読む機会があるのですが、何度も繰り返し読んでいると、子ども達は自然と絵本の内容を覚え、職員の読み聞かせに対して反応をしてくれるようになりました‼「いぬ…わんわん!」「ねこ…にゃーにゃー」「ちょうちょ…ひらひら」など、職員が鳴き声や手振りなどを付けて読んであげることで、子ども達も自然と声に出したり、真似をしてくれるようになりました。
 絵本の読み聞かせは、読み聞かせる側(大人)と、聞き手(子ども)との間で同じイメージを共有するという体験をさせてくれます。共有体験は、聞き手側のコミュニケーション能力や社会性、言語の発達を促進するだけでなく、想像力、感性を育んでくれるとも言われています。絵本の読み聞かせの前に、手遊びで導入してあげると、子どもたちは絵本の世界に入り易くなります。
 絵本の読み聞かせは、子どもとのコミュニケーションだけでなく、子ども達の成長にも繋げていくことが出来ます。
 乳児期に読み聞かせる絵本の絵は、原色が使用されることが多く、理由としては、乳児期は視力の発達がまだ未熟な為、明るい色彩の方が分かりやすいからと言われています。他にも、黒で縁取られるなど、はっきりとした輪郭なども知覚されやすいようです。
 このように、乳児期の絵本には色々な意図があって作られている物が多くあります。楽しい雰囲気の中で、子ども達の発達に合った絵本を取り入れ、一緒に楽しみを共有しながら、子ども達への成長へと繋げていきたいと思います!!

鈴木 翠

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