寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しを感じられるようになりましたね。子ども達は毎日元気に戸外遊びを楽しんでいます。先日、一時保育こあら組で近所の矢上川へ散歩に行った時のほっこりとしたエピソードを紹介したいと思います。
散歩では、川にいる鯉を見たり、川沿いを走って遊んでいましたが、Aちゃん(2歳児)が転んでしまい、しばらく地面にふせていました。それを見ていたBちゃん(2歳児)が近寄って来ました。どうするのかな?と思い私も近づいて見守っているとBちゃんは、「大丈夫?」と声をかけて、Aちゃんを起こしてあげようと、体を持ち上げていました。転んでしまい泣きそうだったAちゃんは、お友達に声をかけてもらい、「大丈夫」と言って嬉しそうに自分から起き上がっていました。
個人差もありますが、3歳前後になるとお友達の痛みを共感し、どうしたらいいのか自分なりに考え,思いやりの心が芽生えていきます。又、子どもは日々見ている事が記憶に残り、成長と共に行動に移せるようになっていきます。きっとBちゃんも身近にいる大人がしている事を見ていたり、自分がしてもらった事があるのでしょうね。
思いやりの気持ちを育てていけるように子どもの何気ない行動にも目をむけて「うれしい」「ありがとう」の気持ちを素直に伝えていきたいですね。
島袋美紀