新年度を迎えて3カ月、あひる組の子ども達は元気いっぱい!新しいお友達の名前を覚えてきて一緒に関わる姿も多く見られるようになってきました。
4月に入園してきたAちゃんはお休みも多くなかなかクラスに慣れず、おんぶで過ごしていたり午睡もゆっくり出来ずにいました。お休みの日の話しをしたり、ごはんやお風呂の話しをAちゃんとする中で少しずつ信頼関係が築けてきたかなっと思っていました。
6月の終わりのある日、朝の登園で私がAちゃんのお母さんと話をしているときもお母さんとの別れが嫌で抱っこをしてもらいながらAちゃんは泣いていました。お母さんからAちゃんを預かると泣きながらも、私に抱っこでしがみついてくれ ました。そして涙を流しながらも「いっちょにごはんたべようね。」とAちゃんが言ってくれました。私はAちゃんに「一緒にご飯食べようね。」っと答え、その言葉に感動していました。Aちゃんが落ち着いて遊び始めた頃、お支度を終えたお母さんがクラスに戻ってきました。Aちゃんの様子をこっそり見ているお母さんに私はAちゃんが言ってくれた言葉を伝えました。するとAちゃんのお母さんは「本当に先生方に感謝です。泣いて嫌がっているけど、本当に嫌だったら絶対先生方の所には行かない。そのぐらい娘は意思がはっきりしています。泣きながらも先生方のところに行くんだから本当にすごいなって思います。」っと言ってくれました。
子ども達は一人一人クラスに慣れる時間は違います。自分のお母さんが保育士と親しく話している様子を見てお母さんと仲良しの人だ、安心していい人と認識し不安が減る事は多くあります。また子どもを介して保護者と大切な情報を共有する事、子ども達の状態、お家での出来事、食事や睡眠の状況、それと共に家庭での様子や保護者と子どもの関わりも園での子ども達の育ちに大きな影響としてつながっていきます。
大好きなお父さん、お母さんと離れて生活する保育園、その生活の中で一人一人の子ども達と向き合い子ども達の安全基地となり、保護者の方々との関わりを大切にしていきます。
斉藤 操