木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ヒロインへの一歩」(3,4,5歳児幼児組編)

2016.12.03

 12月になり、今年も残すところあとわずかですね。そしてこの時期になると、1年があっという間に過ぎているような感覚になります。しかし、春の頃を思い出すと今の子どもたちの成長を感じることができますね。
 幼児組では、生活発表会に向け動き出しています。4月から表現遊びとして劇・合奏・リトミックを行ってきて、そのいずれかを自分で選び発表会に向けて練習を行っています。そんな中、劇を選んだ年長組の女の子は、お当番活動などでみんなの前で話をするのが苦手ですが劇遊びを選びました。普段は自分から何かを決めることをほとんどしないので、始めは大丈夫かなと心配をしていましたが、今回の劇での配役に関しては、どうしてもやりたい役があったのか、自身で役柄を決め、セリフも自分で考えて決める事が出来ました。すると、話の流れを覚えて年下の子にも「○○ちゃん次はここだよ」などと引っ張りながら大きな声でセリフを言う事が出来るようになっているのです。
 女の子同士では今まで行ってきた表現遊びとしての劇遊びを通して、人前で話をする楽しさや表現をする楽しさなどを身につけていたんだなと感じます。そして、少しずつではありますが、お当番活動でもみんなの前で自信を持って話をしたりすることが出来るようになりました。
 年少組から行なってきた表現遊びですが、日々の積み重ねをしていく事で好きな事を見つけ自信にもつながり、少しずつ子どもたちの中で成長するための力となっていくんだなと思います。
 今後も今回のような成長の一歩の手助けを続けていき、将来のヒロインがうまれてくれればうれしいですね。

 

蛭崎 晶弘

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