新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、新しい1年がスタートしましたね。どんな1年になるのか今からとてもわくわくしています。今日のお話は、12月の上旬の生活発表会のお話。幼児組では、劇、合奏、リトミックの3つのグループに分かれて、それぞれ好きなチームに入り、楽しみながら練習を重ねてきました。私はリトミック担当で、3,4,5歳児のこどもたちが大好きな曲と、ダンスが少し難しい曲を選び、楽しく伸び伸びと表現することを目標に頑張ってきました。最初は振りや出るタイミング、自分の立ち位置などを覚えるのに苦戦していた子どもたちも、2回の予行練習を経験し、見てもらうことの楽しさも味わいながら、本番に向けて気持ちを高めていきました。さぁいよいよ発表会当日。朝からわくわくドキドキの子どもたち。いよいよカーテンオープン!そーんな時に3歳児の子が、大号泣。もう一人の子はお顔を隠して動きません...ガーン...なんてこった!!!練習の時は楽しく踊っていたのに...結局最後まで踊ってくれることはありませんでした。
保育の仕事について9年が経とうとしています。思い返すと、ありました、ありました。こんな経験。ステージのど真ん中で、10分間目を瞑り続けた強者もいました。理由を聞いてみると、恥ずかしかったからだそう。振り返ってみると、見事にみんな3歳児。これは偶然なのか? いやはやよく分かりません。ですが、そんな強者たちも、しっかり成長して次の年、また次の次の年には立派な姿を見せてくれました。
大人だって、あんなに沢山のお客さんが居たらドキドキしてしまうもの。そう考えると、子どもたちの力ってすごいですね。せっかく練習してきたのだから、ベストの状態を見たい!と思うのが親心だと思いますが、今現在の子どもの様子を受け入れ、子どもたちが楽しみながら練習してきた過程にも注目して頂きたいと思います。「なんでやらなかったの?」と叱るのではなく、「頑張ったね!」ってハグしてあげて下さい。
最初はただ音楽に合わせて自由に体を動かすことを楽しんできた子どもたちが、みんなと一緒に息を合わせようと頑張ってきたことが、きっと子どもたちの力になったことでしょう。今の子どもの表情を見てください。発表会前よりちょっぴりたくましくなっていませんか。
ドキドして動くことができなかった発表会、それも良い経験。来年、再来年に期待しましょう!!!
眞弓 知子