初めての長いお休みを明けてから、子ども達はお休みの余韻に浸りつつ元気な姿が見らました。休み明けの子ども達は休み前より歩行がしっかりしたり、お話が上手になったりと新たな成長を見せてくれました。
ある1日の出来事です。午後にAちゃんとBちゃんが自分で洋服を脱ごうと頭を通したり、手を自分で抜こうとしていました。Aちゃんはすぽっと脱げましたが、Bちゃんは頭に絡まったまま職員の近くに寄ってきて、取ってと言わんばかりに洋服を指していました。そして保育者の介助とともに脱ぎました。その日の夕方にA君は靴下を持って「アー」と履かせてと言うかの様に持ってきました。靴下を履かせようとした時に自分で靴下を取り、履こうとする姿が見られました。最終的には履かせたのですが、自らやろうとする意欲が出てきました。
子ども達は着脱に興味が出てきたその要因の1つとして01歳児の異年齢保育があると思います。お兄さんお姉さんの着脱を行っている姿を見て良く観察していました。そして同じクラスの友達もやっている姿を見て更に意欲的になりました。これは模倣だと思います。模倣とは、見た事を真似て、模倣することが生きる為に必要な力を得る1つの方法です。模倣する力がないと集団生活の中で培う為の必要な力が身に付きにくい様で、模倣は生きていく上で大切な成長の1つと言われています。こうした能力は遊びや生活の中で、物事を良く見て真似して学んでいきます。
子ども達の意欲が出てきたので、着脱を促す声掛けがより意欲的に行う事ができる様に午睡後に関わっていこうと思います。そして更に意欲を持たせて成長していくことが出来るように援助していこうと思います。
藤内 駿