木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「楽しくほっぺを触りっこ」(1歳児あひる組編)

2017.05.15

 新年度が始まり1ヶ月が経ちました。なんとなく緊張していた在園の子どもたちも、泣いていた新入園児の子どもたちも好きな遊びを見つけ落ち着いて過ごせるようになってきました。先日バギーで芝生のある公園へちょっと遠出しました。バギーで揺られながらうたを歌ったりするとリズムをとったりニコニコ笑ってくれる子どもたち…咲いているお花を見たり春の暖かい風を感じながら公園に着きました。
 低月齢の子どもたちはまだ歩けない子もいるので芝生の上で座って過ごしました。Aちゃんは最初芝生に座るのを嫌がっていたので私の膝の上で一緒に葉っぱを触ったり芝生を触ったりしました。しばらくすると膝から降りて芝生を触りはじめたので一緒に過ごしました。するとBくんがハイハイでAちゃんの側にやってきてAちゃんのほっぺを触ったりしてきました。Aちゃんびっくりして私に手を伸ばしました。「Bくん、Aちゃんと遊びたいんだね」と声をかけてAちゃんの手をとって一緒にBくんをなでなでしてみました。触った後でAちゃんはニッコリ笑顔を見せその後自分からBくんにそっと手を伸ばしていました。Bくんもとっても嬉しそうです。それから一緒に芝生を触ったり葉っぱを落としてみたり…二人の笑顔が最高でした。
 この時期は他の子に興味を示しお顔を触ったり身体を触ったりする事で最初の対人関係を学び自分と他人がいる事を認識しお友達を作る下準備をはじめる時期です。触られてちょっとびっくりしたり触って相手の反応に驚いたりしている時に、保育士がその都度「一緒に遊びたいのかな?」と声をかけたり、お友達と一緒にいる事が楽しい事を知らせていくと安心して遊びが広がり他人への興味も広がっていきます。
 子どもたちの関わりの第一歩をしっかり受けとめていき二歩、三歩と歩みを進められていけるようにしていきたいと思います。

斉藤 操

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